森山前監督退任のU-17W杯カテゴリ新指揮官は来年1月に決定…JFAは25年以降“毎年開催案”にも対応へ

森山佳郎前監督
 日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長が18日、報道陣の取材に対応し、2025年のU-17ワールドカップを目指すU-16日本代表の監督選考は来年1月をめどに行われる見通しを明かした。同月中旬の理事会で正式に決議されるという。

 今年秋に行われたU-17W杯でU-17日本代表を率いた森山佳郎前監督は、来季からベガルタ仙台の監督に就任するため任期満了で退任。15年のU-15日本代表監督就任から同カテゴリを率いてきた森山前監督は17年、19年、23年と3大会連続(21年は中止)でU-17W杯に出場し、全ての大会で決勝トーナメントに進出した実績を持つほか、後のA代表選手となるMF久保建英、FW中村敬斗、DF菅原由勢らを育ててきており、日本サッカーの育成に大きな貢献をしていた。

 反町技術委員長は森山監督の功績を「将来を見据えて選手を選抜した貢献があった。その中から建英、由勢らが出てきて、彼らが早い段階で世界大会の経験をたくさんしたことで、いまこうしてSAMURAI BLUEがいい位置に来ており、ワンステージ上がったのは間違いない」と強調。その上で後任は「GKコーチ、アシスタントコーチ、フィジカルコーチの人選も含め、現在やっているところ」としつつ、「経験値とかいろんなことを考えながら選んでいく」と述べた。

 また25年のU-17W杯を目指すチームはU-16日本代表として来年発足するが、国際サッカー連盟(FIFA)からU-17W杯の毎年開催(現状は隔年開催)の構想が上がっていることを受け、JFAはU-15日本代表の強化も積極的に行っていく予定だ。反町技術委員長は「U-17W杯はこれまで2年に1回だったのが、再来年以降は毎年という話も耳にしているので、それに向けてすぐに対応できる準備体制を整えていければ」と見通しを語った。

(取材・文 竹内達也)


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Source: サッカー日本代表

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