日本代表MF三笘薫(ブライトン)が12日、アジアカップを控える合宿中に初めて報道陣の取材に応じ、左足首の負傷からの復帰時期について「回復次第だけど予選リーグ(グループリーグ)の中で入れればベスト」と見通しを示した。
三笘は昨年12月21日のプレミアリーグ第18節クリスタル・パレス戦で左足首を負傷し、以降の公式戦を全て欠場。今回の合宿中は別メニューで調整していた。当初はピッチに姿を見せず、室内で治療プログラムを続けていたが、11日のトレーニングから練習場でランニングをスタート。この日はやや負荷を上げたフィジカルメニューもこなすなど、回復の兆しを見せていた。
三笘によると痛みは「徐々になくなってきている」とのこと。100%のコンディションに比ベれば「まだまだ全然。しっかり動いてからどれくらい戻っているか確認したい」と慎重な見通しを示したが、「怪我をした時から復帰のために早く回復しようと思っていたし、そのトレーニングはしていた。そこは変わらず、復帰した時に怪我をする前より良い状態に持っていけるようにと思っていたし、今もそうやっている」と前向きに述べ、復帰に向けての歩みは着実に進んでいるようだ。
三笘を欠く大会序盤はFW中村敬斗(スタッド・ランス)、FW前田大然(セルティック)が左サイドハーフのポジションを担う見込み。プレミアリーグで評価を高め続ける中心選手の不在はもちろん大きな痛手だが、「誰が出ても同じようなサッカーができているのは事実」と三笘も認める選手層の厚さで乗り越えていく構えだ。
その中で三笘は「一人一人の個性が違うので、対相手で監督に起用された時、個人の能力を使ってチームの勝利に貢献できるかというところだと思う」と各選手の個性にフォーカスし、戦っていく姿勢を強調。そしてまずは「僕の役割はわかっているし、しっかりとまずは怪我を治すことが大事」と回復に努めていくつもりだ。
(取材・文 竹内達也)
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Source: サッカー日本代表
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