アジアカップを戦う日本代表は17日、カタール・ドーハの練習施設でトレーニングを行い、MF三笘薫(ブライトン)は引き続き部分合流となった。ランニングやボール回しに参加した後、クロス&シュート練習には加わらず、個別メニューに移行。19日の第2戦イラク戦に向けては慎重な調整を続けるようだ。
全体練習は三笘を含む25人で開始。首の痛みで前日16日の練習を欠席していたDF渡辺剛(ゲント)は練習場に姿を見せたが、冒頭から個別でトレーニングしていた。ピッチを上げたランニングだけでなく、ヘディングの練習も行っており、首の状態に大きな問題はないとみられる。
練習は冒頭の約40分間が報道陣に公開され、選手たちはランニングやボール回し、ロングキックでウォーミングアップした後、クロス&シュート練習を実施。右サイドからの形を一定時間続け、続いて左サイドからのクロスに移るという普段どおりの流れで行われた。
中央でもサイドでもプレーできるMF久保建英(ソシエダ)は一貫して中央のポジションを担った一方、MF南野拓実(モナコ)は右からのクロスに対して左サイドに入る形もテスト。またFW前田大然(セルティック)も左サイドに入っていた。その他、逆サイドのインサイドハーフにはSBの選手も入っており、よりゴール前に人数をかけて分厚い攻撃を繰り出す狙いも見られた。
報道非公開で行われたセッションでは、イラク戦を見据えた戦術トレーニングを行った模様。今大会では大幅にメンバーを入れ替えるターンオーバーの実施が想定される一方、19日のイラク戦は勝利すれば決勝トーナメント進出が決まる一戦とあり、起用法にも注目が集まりそうだ。
(取材・文 竹内達也)
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Source: サッカー日本代表
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