日本代表は21日、カタール・ドーハの練習施設で、アジアカップグループリーグ第3戦インドネシア戦(24日)に向けたトレーニングを行った。この日は冒頭15分間以降を報道陣に公開せず、試合3日前では異例の対応を実施。敗戦直後の大一番に向け、より緊迫したムードで調整を行っていく構えだ。
14日の初戦ベトナム戦(○4-2)の3日前は5対5のポゼッション練習など約50分間、19日の第2戦イラク戦(●1-2)の3日前は8対8のミニゲームも含む全メニューを報道陣に公開しており、冒頭15分間のみの公開は今大会で最短。試合2日前の練習でも試合を想定した布陣が採用される戦術的なメニュー以外は公開されており、異例の対応となる。
報道陣に公開された15分間の全体練習にはMF南野拓実(モナコ)が不参加。長袖のウェアで円陣に加わった後、室内施設に引き上げていた。日本サッカー協会(JFA)の広報スタッフによると、負傷ではなくコンディション調整によるもの。初戦から2試合連続で先発出場し、イラク戦ではフル出場した疲労を考慮されたようだ。
全体練習には南野を除く25選手とトレーニングパートナー5人が参加。イラク戦の出場メンバーはリカバリーメニュー、それ以外の選手がフルメニューを行ったとみられる。左足首の負傷で部分合流が続いていたMF三笘薫(ブライトン)も公開部分はフル参加していた。
日本はイラク戦の敗戦により、グループリーグ首位突破の可能性が消滅。2位通過のためにはインドネシア戦の引き分け以上が条件となる。負けても3位通過の可能性は残るが、他グループの結果次第(各組3位のうち4チームが決勝トーナメント進出)。3日後の一戦に向け、敗戦からの立て直しが問われる。
(取材・文 竹内達也)
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Source: サッカー日本代表
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