バイエルンは1月31日、U-22日本代表MF福井太智(19)との契約を2026年6月まで1年延長したことを発表した。また、2023-24シーズンの残りの期間はポルティモネンセ(ポルトガル1部)へ期限付き移籍することも併せて報告している。ポルティモネンセ側の発表によると、契約期間は2025年6月までの1シーズン半。背番号は「8」に決定している。
福井はサガン鳥栖のアカデミーで育ち、2021年3月のルヴァン杯でクラブ史上最年少記録の16歳7か月でトップチームデビュー。2022年3月に17歳で鳥栖のトップチームとプロ契約を結んだ。そして2023年1月にバイエルンへ完全移籍。リザーブチームのバイエルンII(レギオナルリーガ/ドイツ4部相当)でプレーしながら、同年9月のDFBポカール1回戦で途中投入によってトップチーム初出場を果たした。今季の出場記録はレギオナルリーガ15試合1ゴール、DFBポカール1試合となっている。
バイエルンのユース育成ディレクターを務めるヨッヘン・ザウアー氏はクラブ公式サイトを通じ、「タイチは昨年の冬に我々のアマチュアチームに加わり、それ以来とてもよく成長した。9月にはトップチームデビューも果たした。ポルティモネンセは、日本人選手をヨーロッパのサッカーに溶け込ませることに定評があるクラブだ。したがって、私たちはタイチがプロリーグで次のステップに進むために、非常に良い条件を見つけることができたと確信している」と期待を込めた。
新天地のポルティモネンセは、ポルトガル・リーグ第19節終了時点で18チーム中11位。現在はGK中村航輔とFW川崎修平の日本人2選手が所属し、過去にGK権田修一、DF安西幸輝、MF中島翔哉、FW金崎夢生なども在籍した。
福井はポルティモネンセの公式サイトを通じて「僕の目標はポルティモネンセで活躍し、将来的には日本代表でプレーすることです」と意気込みを語り、加入理由について「ポルティモネンセには、たびたび招集されている中村選手のように、日本代表でプレーしたことのある日本人選手が何人もいます。ポルトガルのリーグにも僕の国から来た選手が何人かいます」と話した。
クラブによると、すでに通常のメディカルチェックは完了。パウロ・セルジオ監督率いるチームに合流し、2月3日の第20節アロウカ戦に備える予定だという。
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Source: 海外サッカー
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