パリ五輪切符獲得に向けた大会の初戦という、重要な試合だったパキスタン戦から一夜。パキスタン戦に先発したフィールド選手は宿舎内での調整だったが、同じく先発したGK鈴木彩艶(シントトロイデン)は練習会場に姿を現し、小久保玲央ブライアンと2人でGKメニューをこなした。時間は短く切り上げたが、最後にゆっくりとジョグをして、しっかりと汗を流した。
6-0と圧勝したパキスタン戦は、後ろから見ていても「点が入った後は落ち着いて流れをいたので、みんな自由にというか、楽しくプレーしていたのかなと思います」という。それでも「相手が相手とはいえ、暑さがあって本当にきつそうだったので、最初に点が入れば落ち着いた展開になるなと思っていた」と、フィールド選手がほころびを見せることなく与えられたタスクをこなしたことを称えた。
GKとしては、ハッキリした守備機会は前半に相手の10番のクロスを止めた場面があったくらいでシュートはゼロ。「ああいうゲームはあまり経験したことはないですね。ボールを手で使うのは前半1回来たぐらい。でも、コーチングの部分では常にリスク管理をしようと心がけてプレーしていたので、そこはできたかなと思っています」と胸を張った。また、使用球のモルテン社製のボールの特徴についても言及。「非常にブレるボールで、なかなか難しいボールという印象」だという。
2戦目のパレスチナ戦に向けては「何が起こるか分からないという状況で臨みますし、1戦目と同じ気持ちで臨んでしっかりと勝ちきりたい。大量得点はできたらいいですけど、まずは本当に勝つことにこだわっていきたいなと思います」と表情をひきしめていた。
(取材・文 矢内由美子)
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Source: サッカー日本代表
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