日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖専務理事が7日、理事会後にメディアブリーフィングを開き、北朝鮮・平壌で開催が予定されている北中米ワールドカップアジア2次予選についての現状を説明した。
アジアサッカー連盟(AFC)は1月下旬、今月26日に予定されているW杯2次予選・日本代表対北朝鮮戦を平壌で開催すると発表。ところが同じく平壌で予定されていた2月下旬のパリ五輪女子最終予選が急遽、サウジアラビア・ジッダでの開催に変更されるなど、北朝鮮内での開催能力に疑問が呈されている。
AFCは今月初旬、視察団を北朝鮮に派遣し、スタジアムなどの状況を調査。日本側はAFCに続いて視察を行う予定としていた。
ところが宮本専務理事は現状のステータスについて「(AFCから)まだ連絡はない」と説明。五輪女子予選を振り返りつつ、「チームとしてはかなり負担になったのでああいうことがないように最終結果が出るのであれば連絡して欲しいとコミュニケーションを取っている。JFAとしてはどうなっても良い体制を取っており、男子に関してもどういうことになっても対応できる準備をしている」と述べるにとどまった。
JFA側からACLに対しての要求については「言うことはできるが、決定に関われるかどうかは別」と厳しい表情を浮かべた宮本専務理事。すでに試合までは3週間を切っているが、開催地の方向性すら定まっていないようだ。
AFC公式サイトによると、3月の北中米W杯アジア2次予選では26日のクウェート対カタール、レバノン対オーストラリアの2試合が依然として開催地未定となっている。
(取材・文 竹内達也)
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Source: サッカー日本代表
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