トルコリーグで凶行発生…敗戦チームのサポーターが“武器”を手にして大量乱入、相手選手を襲撃

トルコでまさかの事案
 トルコリーグで17日、勝利したアウェーチームの喜ぶ姿に興奮したホームチームのサポーターがピッチに乱入して選手を襲撃する事件が発生した。

 問題が起きたのはトラブゾンシュポルフェネルバフチェの一戦。アウェーのフェネルバフチェが3-2で勝利してピッチ上で喜んでいたところ、マスク姿のトラブゾンシュポルサポーター1人が乱入。選手を襲おうとしたがフェネルバフチェの選手やスタッフらによって制圧された。すると制圧される様子を見たトラブゾンシュポルのサポーターが大量に乱入。一斉にフェネルバフチェの選手たちに襲いかかった。現地カメラマンが撮影した写真では、コーナーフラッグをピッチに固定するために鋭利な形状となっている杭を選手に向けて襲おうとする人物も写っていた。選手は応戦する様子もあったが、その後トンネルに逃げ込むことができたという。

 一部ではフェネルバフチェ側が挑発していたことを指摘する声も出ているが、サッカーやスポーツの場であってはいけない事案が起きたことには間違いない。イスマイル・カルタル監督によると、試合中にもトラブゾンシュポルサポーターから投てき行為の被害を受けていたという。また副審も同様の被害を受けて試合が一時中断したことなどもあり、その時点で「試合は中止すべきだった」と訴えている。

 国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は「完全に受け入れられないもの」と非難している。『BBC』によると10人以上のトラブゾンシュポルサポーターが地元警察によって拘束されているようだ。トルコではクラブチームの会長が判定に激怒して主審を殴るなど、近年様々な暴力事案が発生している。

Source: 海外サッカー

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