同じポジションを争う大ベテランの代表復帰を歓迎した。日本代表DF伊藤洋輝(シュツットガルト)はカタールW杯以来の代表復帰を果たしたDF長友佑都について、「経験のある選手だし、向上心、熱量を感じる。(代表チームにとって)ポジティブだと思う」と指摘。早くもチームに好影響を与えているようだ。
「明るいし、声も大きいし、響き渡っている」。この日帰国した海外組は一部別調整となり、限られた人数での調整が続く中、だれよりも声を出してトレーニングを盛り立てる長友の存在感はピッチ内にとどまらない。「食事のときも別のテーブルにも聞こえるぐらい(長友の声が)響き渡っている」と伊藤が冗談交じりに話すなど、37歳のベテランがピッチ内外でムードメーカーとなっている。
ベスト8敗退という不完全燃焼な結果に終わったアジアカップ。伊藤は「ロングボールを多用する相手に対して、セカンドボールを拾われて押し込まれるのは課題だった。コンパクトにやっていければセカンドボールも拾って分厚い攻撃につながる。基本に忠実にやっていければ」と改善点を挙げる。
北朝鮮との2連戦に向け、「まずはしっかり2試合で勝ち点6を取れるようにやっていきたい」と意気込むと、アウェーでの試合については、ザックジャパン時代の11年11月に平壌で行われた北朝鮮戦にベンチ入りしていたチームメイトのMF原口元気からも「苦労した」という話を聞いているという。
「(入国の際に)空港で結構待ったり、携帯電話も持っていけなかったというのは聞いている」。そう明かすと、「何があるか分からないし、どんな状況でも試合に向けて準備できれば。まずはホームで自分たちの力を示していければ」と意気込んだ。
(取材・文 西山紘平)
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Source: サッカー日本代表
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