降格危機に瀕するリーグドゥ(フランス2部)のトロワサポーターが3日、バランシエンヌ戦で暴挙に出て試合が中止する事態になった。シティ・フットボール・グループ(CFG)への強い不信感が背景にあるという。
トロワは昨季をリーグアンで戦ったが、19位で降格が決定。今季も低迷し、降格圏とは2ポイント差の17位で残り3試合の終盤戦を戦っている。そうしたなか、サポーターの怒りはマンチェスター・シティなどを保有するCFGに向けられた。
CFGは1部と2部を行き来するトロワを2020年に買収した。ただ他のCFG保有クラブとは異なって上位入りをするクラブとはならず、買収初年度に2部優勝を果たして翌シーズンはリーグアンに残留するも、22-23シーズンに降格することになった。
また、CFGはアトレチコ・ミネイロ(ブラジル)から獲得したU-20ブラジル代表FWサビオを即PSV(オランダ)にレンタル移籍させると、今季はCFGの保有クラブであるジローナ(スペイン)へ期限付き移籍させている。サビオは今季ここまでラ・リーガで33試合8ゴール9アシストとチームの躍進に貢献しており、来季はマンチェスター・Cへの移籍が噂されている。トロワは逸材を獲得したものの、一度も起用することができずにCFGのメインクラブへ放出する見込みとなっている。
『デイリー・メール』などによるとトロワサポーターはこのような背景から、1-1で迎えたバランシエンヌ戦の終盤に相次いで発煙筒を投げ込むと「メルシー(ありがとう)・シティ」と皮肉を込めて叫んだという。これに対して選手は発煙筒をスタンドに投げ返すなど、騒然とした状況に。試合は打ち切られて扱いは未定となっている。
❌ Les images folles de l'interruption du match entre l'@estac_officiel et @VAFC ! #Ligue2KBT pic.twitter.com/hhpCcKhnVh
— Prime Video Sport France (@PVSportFR) May 3, 2024
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Source: 海外サッカー
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