元日本代表主将のMF長谷部誠が22年の現役生活に終止符を打った。
ブンデスリーガは18日に最終節を開催し、フランクフルトはホームでライプツィヒと対戦(△2-2)。今季限りでの引退を発表していた長谷部は後半アディショナルタイムに投入されると、サポーターに万雷の拍手で迎えられた。
試合終了の笛とともに笑顔を見せていた長谷部だったが、子供たちが駆け寄ると目には涙が見られた。少ししゃがんで抱き合いながら時間を過ごすと、子供たちはその父の顔を目に焼き付けるように覗き込んだ。
「この年齢までやれているので、自分でサッカー選手をやめるということにだいぶ時間をかけて準備ができた。そういう意味で言えば」と引退発表からこの日まで「特に感情的になることがなかった」という。それでも「子供が寄ってきた時はさすがに。それだけでちょっとね。感極まってしまった」と込み上げてくるものがあったようだ。
「自分にとっては、やはり家族はとても大きな存在だったので、恥ずかしながら、それが思ったよりも感情に出てしまった」
この試合長谷部は、数分間のプレーで走行距離はわずかだった。ピッチを駆けた子供たちに「今日は僕よりも走行距離が長いと思いますよ。息子の走行距離はすごかったですね」と冗談を飛ばした。
長谷部はクラブ公式サイトを通じて「試合後のスタジアムの雰囲気は、チームメイト、スタッフ、みんなと素晴らしいものだった。自分のキャリアだけでなく、チームメイト、スタッフ、みんなを信じられないほど誇りに思う」と最後の瞬間を振り返っている。
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Source: 海外サッカー
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