広島がルヴァン杯8強入り!! FC東京は2種登録FW尾谷ディヴァインチネドゥが意地の一発も敗退

広島が8強入り
[6.9 ルヴァン杯POラウンド第2戦 広島 3-1 FC東京 Eピース]

 ルヴァンカップは9日、各地でプレーオフラウンド第2戦を開催した。サンフレッチェ広島FC東京と対戦して3-1で勝利。2戦合計5-2で8強入りを果たした。

 広島は2-1の1点リードで迎える第2戦、MF志知孝明がベンチスタートとなってMF塩谷司が先発に入った。一方のFC東京は第1戦で負傷したDF木本恭生に代わってDF森重真人が先発出場。サイドバック起用されていたFW安斎颯馬が前線の3枚の一角となり、DF中村帆高が右サイドバックに入った。第1戦に先発したFWジャジャ・シルバはメンバー外となり、控えには4人の2種登録選手が並んだ。

 最初のチャンスは広島。前半11分、MF新井直人が送ったクロスをFWピエロス・ソティリウがボレーシュートで狙うも枠の右に外れた。続く同16分、広島が右からのCKで決定機を迎える。FC東京のGK波多野豪が飛び出すもボールに触れられず、ファーサイドのFW大橋祐紀に流れる。大橋はGKが不在のゴールにヘディングシュートを放ったが、カバーに入った中村の懸命なクリアに遭って得点できなかった。

 広島はその後もMF東俊希、大橋、MF松本泰志にシュートチャンスが訪れたが、いずれも枠を捉えられなかった。ペースを握るなか前半34分、DF松本泰志が相手選手にチャレンジした際に右足を痛め、MF越道草太と交代した。

 なかなかチャンスを作れないFC東京は前半39分1、MF小泉慶がカウンターで持ち運ぶとFWディエゴ・オリヴェイラを経由してペナルティエリア内の安斎に繋ぐ。安斎はGK川浪吾郎にアフター気味に接触されながらもゴール前に折り返したが、相手のクリアに遭った。

このシーンで安斎は強いダメージを受けて倒れるも、飯田淳平主審はノーファールの判定でPKにはならず。治療のためしばらく試合が停止し、前半のアディショナルタイムは7分となった。安斎はその後プレーに戻ることができた。

 広島は前半アディショナルタイム、東が最終ラインの背後に抜け出して決定機。GKと1対1になるも、シュートは波多野にセーブされた。結局前半はスコアが動かず、0-0で終了した。

 それでも後半8分、広島に待望のゴールが生まれる。東のシュートがDFエンリケ・トレヴィザンに当たって跳ね返ると、FW加藤陸次樹のもとへこぼれる。加藤はそのまま冷静に流し込み、第1戦に続く得点となった。勢いに乗る広島は直後の同10分、加藤が背後に抜け出してクロスを送ると大橋が合わせる。ボールは波多野の手を弾いてゴールに吸い込まれ、あっという間にリードを広げた。

 最低でも3点が必要となったFC東京は後半17分、中村と安斎を交代で退かせ、MF原川力とFW野澤零温を投入して打開を図る。それでも同23分、広島は塩谷が中盤からハーフボレーで加藤へ鋭いフィードを届けて一気にチャンスを演出。加藤は冷静にゴールネットを揺らし、2戦合計5-1とした。

 意地を見せたいFC東京は後半28分、DFエンリケ・トレヴィザン、FW俵積田晃太、FW仲川輝人に代えてDF岡哲平とMF東慶悟、2種登録のFW尾谷ディヴァインチネドゥを送り込む。17歳の尾谷はトップチームデビューとなった。

 すると後半32分、東が中盤を突破して持ち運び、野澤にパス。野澤が左足で完璧なクロスを送ると、尾谷がヘディングシュートでゴールネットに突き刺した。さらに同38分、D・オリヴェイラの突破から野澤の折り返しを原川がシュート。しかし枠の左に外れた。

 その後は両チームともゴールなく、試合終了。広島がホームでPO突破を決めた。


●ルヴァン杯2024特集
Source: 国内リーグ

コメント

タイトルとURLをコピーしました