イブラヒモビッチが母国で引退セレモニー「若者は俺の歩みを参考にしてくれ。不可能はないという生きた証だ」

ズラタン・イブラヒモビッチ氏が力強いエールを送った
 ズラタン・イブラヒモビッチ氏の引退セレモニーが8日、スウェーデン代表セルビア代表の試合後に行われた。

 イブラヒモビッチ氏は2022-23シーズンをもってミランで現役を引退。クラブでは退団セレモニーでサポーターに挨拶していたが、母国のサポーターへ感謝の言葉を直接伝えるのは初めてとなった。

 試合は0-3でスウェーデンが敗戦。それでもレジェンドのセレモニーを見ようと、ほとんどのファンがスタンドに残って盛大な拍手を送った。現地メディア『SVTスポーツ』などによれば、フィールドに姿を現したイブラヒモビッチ氏は「俺がフィールドにいなくて寂しがっているんだね。俺も寂しいよ」と、目の前で完敗を喫した代表チームへのジョークを飛ばしたようだ。

 その上でイブラヒモビッチ氏は「サッカー選手としてスウェーデン代表のユニフォームを着るのは最高に素晴らしいこと。誇りと愛情を持って着ていた」と振り返り、サポーターに「最初から愛情を注いでサポートし、エネルギーを与えてくれた。決して忘れることのない素晴らしい思い出をくれた」と感謝を伝えた。

 また「25年前に史上最高の選手になると言ったら多くの人が笑った。25年後、俺は“史上最高“だと言える」と持ち前の力強さを示すと、貧困地区出身の英雄は「若者には大きな勇気を持つように言いたい。もしそのための強さがないのなら、俺の歩みを参考にしてパワーを得てくれ。俺はどこの生まれであっても不可能なことはないという生きた証だ」とエールを送った。
Source: 海外サッカー

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