[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.18 国際ユースin新潟第3節 U-17日本代表 5-1 U-17新潟選抜 デンカS]
「毎試合1得点は決めたいと思っていたのに第2戦は決められなくて、だからこの試合は2点以上を絶対に決めてやると思っていた」
18日に行われた国際ユースin新潟の最終戦。新潟選抜との試合に臨んだU-17日本代表FW神代慶人(熊本ユース)はモチベーション高く試合に入ると、前線で無類の存在感を見せ付けることとなった。
まずは1-0で迎えた20分、高い位置でMF長田叶羽(G大阪ユース)がボールを奪ったところで鋭く動き出してラストパスを呼び込んでゴールを奪う。U-17ニュージーランド代表との第2戦では同じようにボールを奪った場面からチャンスに繋がらないこともあったが、「ミーティングで話し合った成果を出せた」と振り返るとおり、ここは二人の意図が噛み合う形で見事なゴールとなった。
続く36分にはMF加治佐海(川崎F U-18)のスルーパスを受けて、見事なワンタッチでボールをコントロールし、鋭くシュート。「3タッチとかしちゃうと相手も来たと思ったので、できるだけ早く打ち切った」という判断が功を奏してゴールネットを見事に揺らす。さらに44分には前線で起点となってMF小竹知恩(清水ユース)の追加点も演出した。
後半のアディショナルタイムには、左サイドから抜け出したMF柚木創(流通経済大柏高)のクロスを巧みに受けてダメ押しとなる5点目もゲット。「クロスに対する動き出しはずっと言われていたので、そこを意識して入った」という練習の成果をしっかり表現してのゴールだった。
「しっかり自分の特長を出してU-17W杯へ良いアピールをできた」と胸を張った通りのハイパフォーマンス。「それができたら最高です」と語る熊本ユースの大先輩、FW道脇豊とのU-17日本代表での“夢の2トップ”実現への猛アピールとなった。
(取材・文 川端暁彦)
Source: サッカー日本代表
コメント