福岡が2連勝で6戦無敗! 途中出場の重見がプロ初ゴールで決勝弾、FC東京は3連勝ならず5試合ぶり黒星

福岡がFC東京を撃破
[6.30 J1第21節 FC東京 0-1 福岡 味スタ]

 J1リーグは30日に第21節を行った。FC東京アビスパ福岡の対戦は、福岡が1-0で勝利。後半17分から途中出場したMF重見柾斗が4分後にプロ初ゴールを沈めた。2連勝の8位・福岡は暫定で6位に浮上した。

 6位・FC東京は前節で北海道コンサドーレ札幌に勝利し、連勝を達成。先発は6人変更し、FWディエゴ・オリヴェイラやFW仲川輝人が先発復帰した。大卒ルーキーDF岡哲平はリーグ戦デビューから3試合連続起用。ホーム2試合連続ゴールのFW安斎颯馬もスタメンに名を連ねた。8位・福岡は前節・横浜F・マリノス戦でシーズンダブルを達成した。先発は2人変えてMF亀川諒史とFWウェリントンを起用。FC東京でプロデビューを飾ったMF紺野和也も先発入りした。[両スタメン&布陣]

 雨が降るなか、両チームの選手はピッチに足を取られる場面も目立った。福岡は前半4分、左サイドからDF宮大樹がアーリークロスでチャンスを作る。敵陣PA内からウェリントンがヘディングシュート。ゴール枠を捉えたが、GK野澤大志ブランドンのセーブに遭った。FC東京は同18分、岡のビルドアップからMF小泉慶が反転からゴール方向に体を向ける。MF松木玖生が攻撃陣との連係から左足ミドルを放つが、惜しくもゴール右外に外れていった。

 両チームともに敵陣に迫るが、大きな決定機はないまま前半終了。スコアレスで後半に折り返した。

 後半10分、FC東京はFKを得る。MF原川力のキックで敵陣にボールを送るがゴールならず。その際に安斎とDF森重真人が交錯する。森重は立ち上がり、安斎は頭に包帯を巻いてプレー続行した。同15分には仲川を下げ、MF俵積田晃太を投入。安斎は右ウイングに移動し、俵積田は左ウイングに入った。福岡も直後に2枚替え。MF佐藤凌我とMF亀川諒史に代わり、重見とDF小田逸稀が出場した。

 すると、交代策が的中したのは福岡。後半21分に右サイドでボールを持つと、小田が深い位置から右足でクロスを上げる。ニアサイドに詰めた重見がワンタッチでボールを逸らし、ゴールに流し込む。大卒ルーキーによるプロ初ゴールで均衡が崩れた。

 追いかけるFC東京は後半31分までに連続で4人の交代カードを使う。FW荒木遼太郎、MF高宇洋、DF徳元悠平、MF遠藤渓太が入る。一方、福岡も後半30分にウェリントンを下げ、FWシャハブ・ザヘディが出場した。

 福岡がそのまま逃げ切り、1-0で試合終了。2連勝で6試合無敗を継続させた。敗れたFC東京は3連勝ならず、5試合ぶりの黒星となった。

(取材・文 石川祐介)


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Source: 国内リーグ

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