[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.30 プリンスリーグ東海第7節 静岡学園高Ⅱ 3-1 四日市中央工高 時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド]
トップチーム昇格を狙うアタッカーが特長を発揮し、ゴールを演出した。2-0の後半20分、静岡学園高Ⅱ(静岡)は、FW原星也(3年=静岡学園中出身)が「縦が空いてたんで縦ぶっちぎって。あとは山田が入ってたんで」ラストパス。これをMF山田悠太(2年)がゴールへ押し込んだ。
前半もタッチライン際から縦へ深く切れ込む動きを見せていたが、「前半は普通のプレーだった」と振り返る。だが、時間が経つに連れて「切り替えだったり、 縦の突破だったり、守備での貢献とかだったり、そういうのが良くなった」と自己分析。OBのMF松村優太(現鹿島)のようなスピード系のアタッカーは、静岡学園の3年生でトップクラスというスピードでチャンスを生み出し、結果を残した。
プレミアリーグメンバーに登録されているものの、出場時間はゼロ。この日プレミアリーグでⅠ得点のFW加藤佑基(3年)やMF池田双葉(3年)という突破力の秀でたサイドアタッカーたちを追う立場だ。
それでも、今後の自分次第でチャンスを掴むことはできる。「最初からその後半のプレーを出したり、もっとチーム引っ張っていけたり、あとは 結果の部分でもっと出せたらなって。出したら上に上がれるチャンスがあるかなと思います」。公式戦で表現するために、またトレーニングから努力を重ねる。
「これから(浜松)開誠館だったり、後期の試合が残ってる。しっかり練習で、まず課題の決定力の部分を強化して(監督の)川口さんに良いアピールをしたい」。この日、指揮を執った北川慶コーチもパフォーマンスを高評価。静岡学園中出身の俊足FWが結果を残し続けてアピールする。
(取材・文 吉田太郎)
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Source: 大学高校サッカー
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