順天堂大4年DF井上太聖が鳥栖で先発J1デビュー、ヤン・マテウスに堂々応戦も無念の前半負傷交代

順天堂大DF井上太聖(写真は2023年のもの)
[7.3 J1第16節延期分 横浜FM-鳥栖 ニッパツ]

 サガン鳥栖に特別指定選手登録されている順天堂大DF井上太聖(4年=堀越高)が3日、J1第16節延期分の横浜FM戦で先発デビューを果たした。立ち上がりから左サイドバックのポジションに入り、FWヤン・マテウスとのマッチアップで奮闘していたが、前半25分に無念の負傷交代となった。

 井上は2020年度、堀越高で全国高校サッカー選手権でベスト8に進出し、翌年の日本高校選抜入りの経験を持つDF。順天堂大入学後も着実に成長を遂げ、今季開幕前に早くも鳥栖加入内定が発表されると、前節・柏戦(●1-4)から中2日のニッパツ三ツ沢球技場でプロデビューを果たした。

 横浜FMの右ウイングには強力ウインガーのヤン・マテウスが先発し、厳しいマッチアップが強いられるかと思われたが、井上は持ち前の対人能力と対応力で応戦。縦突破の選択肢を切りつつ、ヤン・マテウスが得意とするカットインシュートへの警戒も怠らず、堂々のマッチアップを繰り広げていた。

 ところが前半23分、井上は左CKのこぼれ球を右のサイド裏を拾い、中央に戻してプレーが切れた後、主審に右足を痛めたと申し出てプレーを中断。担架に乗せられ、手で顔を覆って悔しさをあらわにしながらピッチを後にした。

(取材・文 竹内達也)


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Source: 国内リーグ

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