スペイン代表とイングランド代表によるファイナルを残すだけとなったEURO2024(欧州選手権)。スペイン『マルカ』が同大会で注目を集めたベストイレブンを発表している。
スペイン紙はEUROを「さまざまな理由で所属クラブでスポットライトを浴びることのない才能を発掘するための、特別なショーケース」とし、「過去の大会では、(元イタリア代表MF)パベル・ネドベド、(元ロシア代表FW)アンドレイ・アルシャビン、(元イタリア代表FW)マリオ・バロテッリのような選手が、誰も知らないうちに世界的なスター選手として認められるようになった」と強調。そうした上で、次のように飛躍した11人を選んだ。
準決勝で敗退したオランダ代表からはGKバルト・フェルブルッヘン(ブライトン)とDFティジャーニ・ラインデルス(ミラン)が選出された。現在21歳の若き守護神は、ブライトンではGKジェイソン・スティールと出場機会を分け合っているが、オランダでは今大会全6試合にフル出場。04年大会以来、20年ぶりの4強進出に貢献した。
そのオランダに準々決勝で敗れたトルコ代表からはFWバルシュ・ユルマズ(ガラタサライ)、MFアルダ・ギュレル(R・マドリー)、DFフェルディ・カドゥオール(フェネルバフチェ)の最多3人が選出。ユルマズはFWとして“数字”を残すことはできなかったが、前線でのデュエル、空中戦の勝率に注目が集まった。カドゥオールについては、「彼をもう1シーズン、フェネルバフチェで見るのは奇妙だろう」としている。
快進撃を見せたジョージア代表からはFWジョージズ・ミカウタゼ(メス)、ルーマニア代表からはDFアンドレイ・ラティウ(ラージョ)が選ばれた。準々決勝でイタリア代表を圧倒したスイス代表からはFWダン・エンドイェとMFミシェル・アエビシェール(以上ボローニャ)が選出。アエビシェールについては、試合内容に柔軟な対応を見せ、スイスの“キーマン”となったと評価している。
以下、スペイン紙発表のベストイレブン
GKバルト・フェルブルッヘン(オランダ/ブライトン)
DFフェルディ・カドゥオール(トルコ/フェネルバフチェ)
DFダビド・ハンツコ(スロバキア/フェイエノールト)
DFジャカ・ビヨル(スロベニア/ウディネーゼ)
DFアンドレイ・ラティウ(ルーマニア/ラージョ)
MFミシェル・アエビシェール(スイス/ボローニャ)
MFティジャーニ・ラインデルス(オランダ/ミラン)
MFアルダ・ギュレル(トルコ/R・マドリー)
FWダン・エンドイェ(スイス/ボローニャ)
FWジョージズ・ミカウタゼ(ジョージア/メス)
FWバルシュ・ユルマズ(トルコ/ガラタサライ)
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Source: 海外サッカー
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