[8.20 クラセンU-15決勝 川崎F4-1岐阜 SSAP天然]
第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)の決勝が20日に行われた。ともに決勝進出も初というチーム同士の対戦は、川崎フロンターレU-15生田(関東6)がFC岐阜U-15(東海1)を4-1で下して、初優勝を飾った。
先制点はいきなり決まった。前半5分、川崎F生田は岐阜のCKからカウンターを発動。左サイドをMF木村風斗が力強い突破で持ち上がると、早めにゴール前のスペースに入れる。これに反応したFW十河晟央がGKとの1対1を冷静に制した。
ただ早い時間の失点となった岐阜も粘り強い戦いを見せていく。前半28分にはFW佐田理玖斗が絶妙なミドルを狙ってゴールに迫る。これはGK植木琉斗の横っ飛び好セーブに防がれたが、決勝に相応しい戦いぶりをみせていく。
後半に入ると岐阜が圧力を強めながら進めていく。しかし川崎F生田の守備陣も落ち着いた対応で防いでいくと、後半18分、中盤のパスカットからショートカウンター。ゴール前に滑出した木村が左足で落ち着いて蹴り込み、川崎F生田がリードを広げる。
そしてここから川崎F生田が一気に畳みかける。後半20分の木村の左サイドからのパスから十河が放ったシュートは左ポストに嫌われたが、同21分に10番MF全天海が追加点を決める。
後半32分には全のパスをエリア内で受けた十河がDFを背負いながら反転してこの日2点目となるシュートを蹴り込む。大会通算10点目で、C大阪U-15の永添功樹と並んで、得点ランキング1位に立つゴールとなった。
岐阜もようやく後半34分、左CKをファーで頭で合わせたFW高田憲慎のゴールで1点を返す。しかし試合はこのまま終了。大会を通して爆発的な得点力を示した川崎F U-15生田が決勝も快勝し、悲願のクラセン初優勝を飾った。
●第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)特集
Source: 大学高校サッカー
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