日本代表のMF久保建英(ソシエダ)が北中米W杯アジア最終予選・中国戦を翌日に控えた4日、報道陣の取材に応じ、初の同時起用に期待が集まっているMF三笘薫(ブライトン)とMF伊東純也(スタッド・ランス)との2列目トリオに言及した。
W杯アジア最終予選の初陣に臨む今回の日本代表では、前回の最終予選突破を牽引した三笘、伊東がアジア杯以来の復帰。久保にとって伊東はカタールW杯で両ウイングを組み、一方の三笘は東京五輪世代でも共演した関係性だが、これまで同時に先発したことは一度もなかった。
今回の活動では久保をトップ下に置く同時起用に大きな期待が集まる中、久保は報道陣からの質問に答える形で両選手との関係性に言及。「名前だけ並べたらロマンはあるかもしれないけど、それ相応のリスクはあるわけで、それを決めるのは僕でも皆さんでもなく監督だと思う」と冷静に評しつつ、実現した場合は黒子役に回る姿勢を見せた。
「そういった機会があれば、僕だけでなく三笘選手も伊東選手も個で突破できる2人なので、僕が中央にいる場合は使い分けを大事にしていきたいなと思う。変に我を出す必要はないかなと。黒子の役割でも十分に彼らの個が活きる相手。変な話、最終予選だったら余裕を持ったプレーをできると思うし、W杯でもあの2人は特に余裕を持ったプレーをしていたと思いますし」
そう語った久保は「変にプレッシャーをかけすぎるのは良くないですけど。理由は違えど両方とも復帰戦なので、しっかり良いプレーはできるように僕らもサポートするのが大事なのかなと思います」と展望。自身のゴールへの意欲についても「ないって言ったら嘘になるけど、あまり俺が俺がって感じでもないですね」と答え、冷静に攻撃の役割を担っていく構えだ。
(取材・文 竹内達也)
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Source: サッカー日本代表
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