バルセロナのジョアン・ラポルタ会長がMFイルカイ・ギュンドアンの移籍について言及した。アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。
ギュンドアンは昨年夏にマンチェスター・シティから2年契約で加入したが、今夏にわずか1年でシティに復帰。バルセロナ退団時に「僕の退団がクラブの財政的な助けになるなら、少しは悲しくならない」と語っていた。
バルセロナは今夏にライプツィヒからMFダニ・オルモを5500万ユーロ(約88億円)で獲得したものの、ラ・リーガの支出制限を超過していたことで選手登録できず、同選手は開幕2試合を欠場。ギュンドアンのシティ復帰やDFアンドレアス・クリステンセンの長期離脱でサラリーに空きができたため、オルモを登録できたという経緯がある。
しかし、ラポルタ会長は3日の記者会見で、ギュンドアンの退団が経済的な理由であることを否定。「ギュンドアンは偉大な選手であり、素晴らしい人間だ」とした上で、退団はあくまでもスポーツ的な判断によるものだと主張した。
「彼はここでの1年間は素晴らしかったが、(監督の)ハンジ・フリックとミーティングを行い、チーム内の状況を見極めた結果、スポーツ的な理由から退団を決意したんだ」
「我々にとっては、クラブと選手による純粋なスポーツ的決断だった。ダニ・オルモの加入によって、彼は同じような役割を担う選手となった」
「経済的な決断だと読んだことがあるが、違う。経済的な影響はあったが、それが理由ではない。彼はフリーで加入していたから、私たちは彼を無償で退団させたんだ」
また、クラブは毎年のように選手登録の問題に見舞われているが、ラポルタ会長は「1月には普通に選手と契約できるだろう」と改善の見通しを示した。
●ラ・リーガ2024-25特集
Source: 海外サッカー
コメント