マンチェスター・シティの115件に及ぶ財務規則違反疑いについて、『タイムズ』などの大手メディアは今月16日から審理が始まると報じている。
マンチェスター・Cは昨年、プレミアリーグから9シーズンにわたって虚偽情報の提示など合計115件の財務違反があったと告発された。この疑いが事実だった場合はプレミアリーグからの降格処分など非常に重い罰則が課せられる可能性もあり、4連覇中の強豪クラブを巡る問題に大きな注目が集まっている。
プレミアリーグの告発から1年以上が経過した中、現地メディアなどによれば審理の準備が完了し、独立委員会で今月16日から審理が始まるという。決着までには10週間を要する見込みだが、『スカイ・スポーツ』は公聴会の内容を精査して評決を下すまでに時間がかかる可能性があることを伝え、来年3月以降の発表になる可能性も示している。また、マンチェスター・Cは有罪と認められた場合に控訴する可能性があるため、さらに決着が長引くことも考えられている。
英『BBC』は今回の審理を「世紀の裁判」と表現。マンチェスター・Cが敗れた場合に厳罰処分が下される可能性があるのはもちろんのこと、「これまで数千万ポンドを費やしたとみられる法廷闘争でシティが潔白を証明すれば、プレミアリーグに大きな疑問が投げかけられる」と見解を伝え、「どのような評決が下されるにせよその影響は甚大」とスポーツ史に残る幕切れを迎えることは確実だと展望した。
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Source: 海外サッカー
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