「SAGA2024第78回国民スポーツ大会」サッカー競技少年男子の部は25日、決勝を行った。延長戦の末、広島県が佐賀県に2-1で勝利。2016年以来2回目の優勝を果たした。
FW信重亮二朗(サンフレッチェ広島ユース、1年=サンフレッチェ広島ジュニアユース出身)は4得点で大会得点王。貴重なゴールを連発したのに加え、前線での力強いポストプレー、馬力のある突破などでもチームを引っ張った。その信重が優勝の感想と今後への意気込みなどについて語った。
―優勝の感想について教えて下さい。
「立ち上がり、早い時間で先制はできたんですけど、途中CKで失点してしまって、ちょっと崩れかけたんですけど、全員で声掛け合って、延長戦で最後点決められたんで、凄く良かったです」
―自分の折り返しが決勝点に繋がった。
「自分、ちょっと決定機2回ぐらい外してたんで。ファーに来たボール、ゴールに行きたかったですけど、角度なかったんで折り返したっていう感じです。(決勝点に繋がったことは)良かったですけど、自分がやっぱ点決めて単独で得点王にもなりたかったんで、結局(佐賀県FW谷と)並んでしまったんで、そこはちょっと悔しさがあります」
―今大会、自分が出せたところは?
「元々ポストプレーとか苦手な方だったんですけど、今大会は結構自信持ってできたっていうのと、得点のところは元々ストロングだと思ってたんで、そこはしっかり出せました」
―この経験を今後、どう活かしていきたい?
「相手がどんどんこれから強くなってくるんで。格上の相手に対しても、今大会でしたような自信持ってプレーできるようにっていうのと、大事な場面でしっかり点が取れる選手になりたいです」
―準決勝までヒーローになり続けられたのは自信に。
「それは自信になっています」
―得点王として、名前を残すこともできた。
「でも、満足したら終わりなんで。プレミアに今年出たいんで、そこを目指していきます」
―特にシュートのところはどのようなところにこだわってきた?
「やっぱシュート打つ前のトラップとか、状況判断は気を付けています。あと日頃、シュート練を誰よりも今やってるんで、そこは自信持って打つだけだなと」
―こじ開けてシュートまで持って行く力も見せた。
「元々そんな自分でガンガン行くタイプじゃなくて、パスが来たら合わせるみたいな感じだったんですけど、それがあんまり通用しないなっていうことをユース入ってからAチームのDFとかと対峙して思ったんで、そこは最近、特に意識していたところです」
―来年以降も活躍を続ける。
「来年、プレミアでスタメンで出て点取れる選手になりたいし、代表とかにも入っていきたいんで、今年、もっと個の部分を伸ばして結果も残していかないといけないなと思っています」
(取材・文 吉田太郎)
●第78回国民スポーツ大会特集
Source: 大学高校サッカー
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