クロース引退の影響を語るレアル指揮官「代役は見つかっていない」「彼なしでプレーする新たな方法を」

現役時代のトニ・クロース氏
 レアル・マドリーカルロ・アンチェロッティ監督とMFオーレリアン・チュアメニが、元ドイツ代表MFトニ・クロース氏が昨季限りで引退した影響を語った。クラブ公式サイトが伝えている。

 レアルは2日に敵地で開催されるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のリーグフェーズ第2節でリールと対戦。前日会見に出席したアンチェロッティ監督はクロース氏がいなくなった中盤について聞かれ、「クロースの代わりを務められる選手は見つかっていない。彼の不在に適応する必要がある」と、穴を埋められていないことを認めた。

 一方で「アトレティコ戦での(ルカ・)モドリッチのレベルは非常に高く、私にとってチームのベストプレーヤーだった」とし、「クロースは替えが効かないので、我々は彼なしでプレーする新たな方法を見出す必要がある。チームには多くの資質があり、現時点ではまだそのポテンシャルをフルに発揮できていないが、私は間もなく最高のポテンシャルを発揮できると確信している」と自信を示している。

 また、会見に同席したチュアメニも「クロースは特にビルドアップにおいて、僕らにとって非常に重要な選手だった」と指摘しつつ、「でも、今は他の選手がいる。僕たち中盤の選手はビルドアップにより大きな責任を持つようになったし、試合に勝つために改善していくつもりだ」と前向きに話した。

 レアルは9月17日の第1節でシュツットガルトに3-1で快勝。リールとは欧州カップ戦で初対決となる。

 アンチェロッティ監督は「リールは素晴らしいクラブだ。近年とてもよくやっているし、素晴らしいレベルの選手たちを輩出していて、フランスとヨーロッパでよく戦っている」と評価し、「彼らの会長であるオリビエ・レタンはパリで私と一緒に働いていた。私が大きな愛情を持っているクラブだよ」と明かした。

 レアル加入前にリールと同じリーグアンのボルドーやモナコでプレーしたチュアメニは「リールとは何度も対戦してきた。とてもいいプレーをするし、GKやストライカーのジョナサン・デイビッドなどのいい選手がいる。難しいものになるだろうから、この試合に勝つためには全てを出し切り、全力で戦わなければいけない」と警戒している。

 そして「リールと対戦できるのは光栄なことだし、世界最高のクラブのユニフォームを着られていることも本当に嬉しいよ。この試合はフランスにとってもリールにとっても、そしてマドリーのサポーターにとっても重要だ」と語った。


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Source: 海外サッカー

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