日章学園FW高岡伶颯がサウサンプトン加入内定記者会見に出席。「世界で活躍するエースストライカーになりたい」

日章学園高FW高岡伶颯が記者会見でサウサンプトンのユニフォーム姿を披露
 サウサンプトン(イングランド)新加入内定の日章学園高FW高岡伶颯(3年)が3日、宮崎県宮崎市の日章学園高で加入内定記者会見を行った。

 会見の冒頭、高岡は学習中という英語と日本語で「このたび、サウサンプトンFCに入団することになり、とても嬉しく思っています」と挨拶。そして、現在の心境について問われると、「とても嬉しい気持ちでいっぱいなんですけれども、世界で活躍する選手になるためには今のままで満足してはいけないと思っているので、日本にいる期間もそうですけど、あっち(イングランド)に行ってからも少しの時間でも抜けのないように日々過ごしていきたい。さらにレベルアップできるように頑張っていって、トップチームに昇格したい」と力を込めた。

 高岡は昨年、U-17日本代表に初選出されると、6、7月のU17アジアカップに出場して優勝。11月のU-17ワールドカップではチーム最多の4得点をマークし、ベスト16進出に貢献した。今年はU-19日本代表や日本高校選抜として国際試合を経験。国内外のクラブが注目する中、6月にサウサンプトン加入内定が発表された。

 サウサンプトンの環境の良さに惹かれ、また「宮崎と同じく自然豊かな町」に居心地の良さも感じたという。「貴重なチャンスというものを頂いたので、自信を持ってここでやってやるという、後悔のないようにサウサンプトンFCを選びました」。高校から直接、イングランドへ挑戦することを決断。「(来年に)正式契約を結んだあと、セカンドのチームの方で技術を磨いていくという形」というように、まずはセカンドチームから上を目指す。

 会見では家族への感謝を口にし、「試合で絶対に点を決めて両親を楽させてあげたいと思います」と続けた。高岡の大目標はワールドカップ優勝。「世界で活躍するエースストライカーになりたい。(サウサンプトンでの日々を)経験で終わらせず、絶対に点を決めまくって、試合で貢献して、そこからA代表に入り、未来の子どもたちに夢を与えられるような選手になりたい」と誓った。

 現在、所属する日章学園はプリンスリーグ九州1部で暫定2位。プレミアリーグへ昇格すること、そして、10月に開幕する選手権予選、そして全国大会で勝ち上がることが目標になる。選手権予選決勝で2年連続ハットトリックの高岡は、「まずは1点でも2点でもチームを勝たせれる、優勝させる点を決めて、優勝したいなと思っています」。日章学園での目標を達成してサウサンプトンでの挑戦をスタートする。

(取材協力、写真 KOICHI-PHOTO)


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Source: 大学高校サッカー

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