ウルグアイ代表引退のスアレス、ビエルサ監督への不満大爆発「彼は挨拶すらしてくれない」「選手を責めないで」

不満爆発
 9月にウルグアイ代表を引退したFWルイス・スアレスが『Dスポーツ』のインタビューでマルセロ・ビエルサ監督への不満を暴露し、「もし悪い結果になっても選手を責めないで」とファンに呼びかけた。

 名将と称されるビエルサ監督は2023年5月からウルグアイを率いている。ただスアレスは「選手の怒りは限界に達し、爆発するだろう」と話し、選手と監督の間に亀裂が生じていることを明かした。9月の招集時にはトランプでリラックスする選手をスタッフ陣が監視するような状況があったという。07年から代表チームでプレーしたスアレスは、これまでの体制はスタッフを含めて良い雰囲気で活動を行っていた中でビエルサ体制では空気が一変したことを示した。

 また、選手は指揮官が挨拶をしないことにも不満を抱いたといい「『おはようございます』と挨拶してもらうことを頼むために(監督との)ミーティングを用意する選手もたくさんいた」と告白。その上でスアレスは「彼は挨拶すらしてくれない。僕はチームのリーダーとして彼と5分間ミーティングをしたが、最後に彼は『ありがとう』とだけ答えた」と話し、改善には至らなかったことを伝えた。

 今夏のコパ・アメリカではMFアグスティン・カノッビオがトレーニングパートナーの役割を与えられ、U-20世代のトレーニングパートナーがレギュラー組に入ることもあったという。スアレスはカノッビオに対する扱いにも怒りを示し、「リスペクトが全くない」と不満を露わにした。

 さらにビエルサ監督は大会中、控え組は先発組がトレーニングする間ホテルに留まるように求めたという。スアレスがFWダルウィン・ヌニェスと一緒にトレーニングしたのは1回だけだったようで、様々な不満を持ちつつも試合に集中するため我慢し続けていたようだ。

 スアレスの不満エピソードは止まらない。コパ・アメリカでは指揮官からホテルに訪れたサポーターへファンサービスをしないように求められた模様。スアレスはこの指示に反抗し、チームメイトに呼びかけてファンサービスを実施した。すると翌日、ビエルサ監督は報道陣に対して「ウルグアイ代表は誰にプレーするのか?国民のためだよ」とコメントしたといい、選手の間で「国民のため?昨日ファンに話しかけるなと言っていたのに」といったやり取りがあったことを明かしている。


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Source: 海外サッカー

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