[10.5 J1第33節 柏0-1横浜FM 三協F柏]
柏レイソルが残留争いの中で貴重な勝ち点3、6戦ぶりとなる白星を挙げた。「サポーターが喜んでくれるのが一番。喜んでくれるだけの試合はできたと思います」。無失点に貢献したDF立田悠悟もホッとした表情をみせた。
難しいゲームになるのではないかと予想された。柏は前節のC大阪戦で警告を受けたDF犬飼智也、MF戸嶋祥郎、MF手塚康平の3選手が累積警告で出場停止。立田は犬飼の代役としての出場になっていた。
そして立田には気にしていることがあった。今季リーグ戦に出場した7試合はすべて未勝利、先発した試合は全敗という結果に終わっていたのだ。“今季初勝利”に試合後のゴール裏でも笑顔が溢れていた。
気持ちで奪った勝ち点3に「内容を含めてみんなかなり走っていたと思う」とチーム全体で出した成果を強調した立田。「自分が出ても出なくてもチームの力になるのは変わらない」と話した立田。ポジション争いで置かれる自身の現状を「崖っぷち」と表現した26歳は、「自分が出ても出なくてもチームの力になるのは変わらない。まずは残留をたぐり寄せられるようにやり続けたい」と力を込めた。
(取材・文 児玉幸洋)
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