北中米ワールドカップアジア最終予選第3戦のサウジアラビア戦(10日・ジッダ)を控える日本代表が7日、アウェーの地・ジッダの練習施設で始動し、合宿初日のトレーニングを行った。初招集のFW大橋祐紀(ブラックバーン)、DF関根大輝(柏)ら17選手が合流。それぞれ軽めのメニューで汗を流した。
初日に合流したのは初招集の大橋、関根の他、GK大迫敬介(広島)、GK谷晃生(町田)、DF長友佑都(FC東京)、DF板倉滉(ボルシアMG)、DF瀬古歩夢(グラスホッパー)、DF菅原由勢(サウサンプトン)、DF望月ヘンリー海輝(町田)、MF遠藤航(リバプール)、MF南野拓実(モナコ)、MF守田英正(スポルティング)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)、MF堂安律(フライブルク)、MF田中碧(リーズ)、FW小川航基(NECナイメヘン)、FW上田綺世(フェイエノールト)の計17選手。欧州組12人、国内組5人が揃った。
トレーニングは現地ジッダ日本人会との記念撮影や交流会を行った後、現地時間午後6時半からスタート。日中の最高気温が38度に達する現地は日没後でも依然として気温30度を上回る中、選手たちは暑熱対策を講じながらのトレーニングとなった。
7日朝にサウジアラビア入りしたばかりの大迫、上田は別メニューでリカバリー調整し、全体練習には15人が参加。所属先のリーグ戦を終えたばかりのため、パス&コントロールや鳥かごなど軽めのメニューが中心だった。もっとも鳥かごは通常のタッチ制限だけでなく、利き足のみの制限や、中にも味方が入る「ピヴォ当て」の形などバリエーションが加えられ、より出し手と受け手の精度が求められる仕様となっていた。
なお、今月6日に所属チームの試合があったGK鈴木彩艶(パルマ)、DF谷口彰悟(シントトロイデン)、DF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、MF三笘薫(ブライトン)、MF旗手怜央(セルティック)、MF久保建英(ソシエダ)、MF中村敬斗(スタッド・ランス)、MF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)、FW前田大然(セルティック)の10選手は初日不参加。8日の練習から合流する予定となっている。
試合は現地時間10日午後9時(日本時間11日午前3時)にキックオフ。敵地ジッダでのサウジアラビア戦は過去3戦全敗と厳しい戦績が続いており、第4戦に控えるオーストラリア戦(15日・埼玉)を含め、最終予選の命運を左右する“序盤の山場”となる。
森保ジャパンでも2021年10月のカタールW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦に0-1で敗戦。この試合に出場していた南野は7日の練習後、「サウジはアジアで最も強い相手の一つだと思うのでタフな相手になると思うし、個人的には前回の最終予選で負けているのでリベンジの意味でも燃えている。最終予選を優位に進めるためにも勝っておきたい」と必勝を誓った。
(取材・文 竹内達也)
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Source: サッカー日本代表
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