[10.9 ルヴァン杯準決勝第1戦 横浜FM 1-3 名古屋 日産ス]
MF徳元悠平とともに今夏の新戦力であるMF菊地泰智が、名古屋グランパスに新風を吹かせている。
サガン鳥栖から完全移籍でやってきた大卒3年目の25歳は、先月18日のJ1第29節・新潟戦ではプロ初ゴールも記録した。流通経済大柏高、流通経済大で名を馳せたファンタジスタが、プロ公式戦90試合を超えるキャリアで無得点。「気にしないのは嘘になるけど、気にしすぎないようにはしていました」。嬉しいよりもまずはホッとした感情が沸き上がったという。
愛娘に捧ぐゴールになっていた。初ゴールを決めることになる新潟戦のわずか4日前、菊地家に第1子となる女の子が誕生していた。埼玉県での里帰り出産だったために、まだ一緒には暮らせていないというが、オフに1度顔を合わせる機会があったという。当然、毎晩のテレビ通話が日課。「気分は上がりますよね。あと一週間くらいで帰ってくるので」。娘の話となると、顔が綻びっぱなしだ。
新天地での日々が好循環に拍車をかけている。菊地も「毎日の練習から楽しくできている。みんな上手いので。自分から何かというより、それに合わせてやっている感じです」と充実を語る。ここまでは途中出場が多いが、それでもタイトル争いができている現状をポジティブに捉えている。「中3日であるので、まずはそこに向かってしっかり準備して、しっかり勝つというところに全力を注ぎたいなと思います」。自身のプロ初タイトルを、更なる飛躍へのきっかけにする。
(取材・文 児玉幸洋)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2024シーズンJリーグ特集
●ルヴァン杯2024特集
Source: 国内リーグ
コメント