ユベントスの元フランス代表MFポール・ポグバがドーピング違反による出場停止処分について言及した。イギリス『BBC』が伝えている。
ポグバは昨年8月20日のセリエA第1節・ウディネーゼ戦後に実施されたドーピング検査で体内のテストステロン(持久力を高めるホルモン)が高濃度で検出され、今年2月29日にイタリアの反ドーピング機構(NADO)から4年間の公式戦出場停止処分を命じられた。
だが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議申し立てを行った結果、出場停止処分が18か月に短縮。来年1月からトレーニングを再開し、同3月から再びプレーできるようになるとみられる。
ポグバは自身が「不正行為者ではない」としながらも、ドーピング検査不合格による処分の責任を認めた。
「僕は自分のスポーツを愛しているし、試合が大好きだ。正々堂々と勝ちたい。僕は負けず嫌いだけど、チーター(不正行為をする人)じゃない」
「サプリメントを摂取したので、ある程度の責任は負う。たしかにトリプルチェックはしていなかった。たとえそれが専門家からのものでだったとしても(するべきだった)。もし罰を受けるべきだとしたら受け入れる。でも、それが4年であるべきではない」
現在31歳のポグバは2022年夏にマンチェスター・ユナイテッドとの契約が満了となり、古巣ユベントスに復帰した。初年度は怪我に苦しみ、公式戦の出場は10試合。昨季もドーピング検査で陽性反応が出るまでの2試合に出場したのみだった。
2026年夏にユベントスとの契約が切れるポグバは「ピッチに立ちたい。それだけだ。まずはユベントスだ。チームメイトと一緒に練習に参加したい。一人で壁にパスを出すのはきついからね。僕の一番やりたいことは、トレーニングに戻り、体調を整え、好きなことをしてピッチに立つことだ」と、プレーへの渇望を口にしている。
「僕はこれまでと同じ選手だ。でも、今までよりやる気とハングリー精神がある。試合ができることにこれまで以上に感謝している。試合する機会を奪われてしまったからね。試合ができなくなってから、それが自分にとってどれだけ大切なのかを自覚したんだ」
「必ずもう一人のポール・ポグバが現れるだろう。しかし、今度はキャリアの終わりまでより強い決意とモチベーションを持ってプレーするポグバになる」
また、2022年3月を最後に遠ざかるフランス代表に対しても「あそこにいる選手たちは代表でプレーする資格があるし、僕も再び代表の座を勝ち取らなければならない。戦う準備はできている」と意欲を示した。
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Source: 海外サッカー
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