AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で日本勢に2連勝した光州FCについて、米メディア『ESPN』はイ・ジョンヒョ監督を「サッカーの最新トレンドから学ぶことを提唱しており、それがチームに表れている」と称えた。
2010年に創設された光州FCは、韓国2部を戦った2022シーズンからイ・ジョンヒョ監督が指揮を執っている。就任1年目で1部復帰を果たすと、昨季は昇格組ながら3位で終えるサプライズ。今季のACLEでクラブ初の国際大会参戦を果たした。
ACLE初戦では前回大会準優勝の横浜F・マリノスに7-3と衝撃的な大勝を飾ると、アウェーの川崎フロンターレ戦も1-0で勝利。Jクラブを連続で倒して2連勝を飾り、台風の目となっている。
『ESPN』によると49歳のイ・ジョンヒョ監督は昨夏、ソウルで開催されたアトレティコ・マドリー対マンチェスター・シティの親善試合を視察。さらにUEFAヨーロッパリーグのブライトン対マルセイユも現地観戦したほか、韓国メディアに対して「フィールド全体を見える位置からアーセナルの守備を生で見たい」と話していたといい、現代サッカーの最新戦術を学ぶことに高い意欲を示しているという。
そうした学びは光州FCの戦い方にも反映されており「粘り強くプレスをかける。サイドバックは高い位置でプレーする。守備的MFは守備を強化するためというより、CBからのビルドアップでボールを運ぶために配置している」と『ESPN』は伝える。続けて「光州FCがACLEで旋風を巻き起こしているのは、イと彼の原則があるからだ」と賛辞を送った。
なお韓国メディア『スター・ニュース』などによると、卓越した手腕と歯に衣着せぬ発言から「韓国のモウリーニョ」とも呼ばれているという。
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Source: 国内リーグ
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