[10.1 J1第29節 FC東京 3-0 G大阪 味スタ]
2試合連続で3失点の完敗を喫した。ガンバ大阪のダニエル・ポヤトス監督は試合後の会見で「ゴール前のところは改善しないといけない」と守備面の脆さを嘆いた。
公式戦では7試合、リーグ戦で5試合も勝利から遠ざかっている。特に守備面に課題が現れており、J1リーグワーストタイの53失点となった。前半37分にはFC東京の連動した攻撃を跳ね返せずに失点。同43分は相手のロングパスへの対応が疎かになり、突破を許した。後半33分にはMF俵積田晃太の個人技で打ち破られた。GK東口順昭は何度も危機を好セーブで救ったが、その数が多すぎて守り切れなかった。
指揮官は守備面での課題を口にする。「浦和戦でも同じだったが、守備の姿勢や球際にしっかり行くところ、球際に行く前にアラートにしていくところで守備の改善が必要」と前節と同じ3失点に陥った要因を振り返った。
前半途中までは鋭いカウンターでFC東京のゴールを脅かしたが、FC東京が先制すると流れが変わった。2-0でハーフタイムに入り、ポヤトス監督は後半の巻き返しを選手たちに伝える。0-2から攻勢に出ることでカウンターリスクも懸念されていたが、「FC東京さんの前線の選手が前残りしてくることも覚悟の上」。だが、G大阪がフィニッシュに持ち込むことはできず、逆に恐れていたカウンターでダメ押しの3点目を食らった。
早急な守備面の改善が必要だ。指揮官は語気を強めながら、その進捗を語る。「トレーニングで努めているが、改善点もわかっている。改善していかないといけない」と強調していた。
(取材・文 石川祐介)
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