日本女子代表(なでしこジャパン)は24日、千葉市内の高円宮記念JFA夢フィールドで合宿4日目を実施した。23人全員が参加し、約1時間半のトレーニングを行った。26日にはパリオリンピック後初の公式戦となる国際親善試合で韓国女子代表と対戦する。
フィールドプレーヤーが30分程度のウォーミングをアップを終えると、その後は前日に引き続き11対11のトレーニングへ。前日は守備に重きを置いたものだったが、この日はビルドアップの道筋を確認しながら攻撃練習。狩野倫久コーチと内田篤人コーチがピッチのなかで一つひとつのプレーで指示をしながら進めていた。その後はより実戦の雰囲気に近い11対11に移行した。
11対11の1本目では途中で平尾知佳が負傷。大事には至らず自身の足で歩きながらピッチを出たが、2本目からはGK大熊茜が入った。また選手の配置も変え、布陣も4-1-4-1気味に変えていた。2本目を15分程度で終えると、残り時間は自主練を15分程度行い、この日の活動を締めた。
1本目
▼ビブス組4-4-2布陣
植木理子 松窪真心
浜野まいか 千葉玲海菜
長野風花 長谷川唯
北川ひかる 遠藤優
熊谷紗希 古賀塔子
山下杏也加
▼ビブス無し組4-4-2布陣
田中美南 藤野あおば
中嶋淑乃 清家貴子
谷川萌々子 塩越柚歩
小山史乃観 守屋都弥
南萌華 石川璃音
平尾知佳
2本目
▼ビブス組4-1-4-1布陣
植木理子
千葉玲海菜 松窪真心
長野風花 浜野まいか
長谷川唯
北川ひかる 遠藤優
熊谷紗希 古賀塔子
山下杏也加
▼ビブス無し組4-1-4-1布陣
清家貴子
中嶋淑乃 田中美南
塩越柚歩 藤野あおば
谷川萌々子
小山史乃観 守屋都弥
南萌華 石川璃音
大熊茜
パリ五輪を終えたなでしこジャパンは暫定的に佐々木則夫監督が指揮を執るなか、新たなスタートを切った。DF古賀塔子はGK大熊茜やMF松窪真心といった近い年代も増え、「U-20ワールドカップは観ていた。その選手たちの活躍は刺激的だった。自分も負けてられない」と意欲を燃やしていた。
チーム間で年齢差も広がっているが、うまくコミュニケーションは取れているようだ。最年少18歳・古賀は23日にアプリゲーム“荒野行動”を使ったプチ親睦会が行われたことを明かした。最年長34歳・熊谷紗希が声をかけて8人で実施。「(誰が強いかは)まだそんなに(笑)」(古賀)。世代もバラバラで南萌華や谷川萌々子、石川璃音らが参加していたという。
(取材・文 石川祐介)
Source: サッカー日本代表
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