福岡、長谷部茂利監督が今季で退任へ「福岡の未来を最優先に考え、ここで一つの区切りをつけることが最善だと判断」

長谷部茂利監督
 アビスパ福岡は31日、長谷部茂利監督(53)が今シーズンをもって退任することになったと発表した。

 長谷部監督は選手時代に神戸、千葉(現 市原)などでプレーし、2003年に現役を引退した。その後、06年より指導者の道へ進み、神戸、千葉でチームスタッフを歴任し、18年から2シーズンに渡って水戸で監督を経験。20年に福岡の指揮官に就任した。

 クラブによると、長谷部監督は歴代監督の中で最長となる5シーズンに渡って福岡を指揮。就任初年度にJ1昇格を果たすと、23年にはルヴァンカップで初のタイトルをもたらした。

 なお発表によると、「クラブとしては来シーズンの続投を希望しておりましたが、長谷部監督ご本人から退任の申し入れがあり、その意思を尊重し、現契約期間満了をもって今シーズン限りでの退任となります」とし、退任への経緯を伝えている。

 長谷部監督は今シーズン限りでの退任発表にあたり、クラブを通じて「まず初めに、ファン・サポーターの皆様、スポンサー企業の皆様、AGAの皆様、そしてアビスパ福岡に関わるすべての皆様に、これまでいただいた温かいご声援と多大なるご支援に心より感謝申し上げます」と感謝。次のように続けた。

「また、日々懸命に努力し、目の前の試合に全力で挑み続けてくれた選手たち、そしてチームを献身的に支え続けてくれたコーチやスタッフ、この5年の間に様々なクラブの新しい歴史を刻むことができたのは、彼らの努力、情熱と覚悟があったからこそだと思っています。この場をお借りして、改めて心より深い感謝の意を表します。

 退任にあたっては決断に至るまで、多くの時間をかけて熟考しましたが、アビスパ福岡の未来を最優先に考え、ここで一つの区切りをつけることが最善だと判断いたしました。アビスパ福岡は、これからも皆様に支えられ、一歩一歩着実に成長し、さらなる進化を遂げると確信しています。

 ただ、今シーズンの戦いはまだ終わっておりません。残された試合で選手たちと共に良い結果を残せるよう、最後まで全力を尽くしてまいります。ぜひスタジアムで選手への力強い後押しをよろしくお願いします」


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Source: 国内リーグ

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