フリーで獲得可能もフリック監督が拒否…韓国代表ソン・フンミンのバルセロナ移籍は実現せず?

来夏に現行契約が切れるFWソン・フンミン
 バルセロナのスポーツディレクター(SD)を務めるデコ氏がトッテナムに所属する韓国代表FWソン・フンミンの獲得を検討していたが、フリーにもかかわらずハンジ・フリック監督が拒否したようだ。スペイン『エル・ナシオナル』が報じている。

 同メディアは来年夏の移籍マーケットにおいて「フリーエージェント市場で最も興味深い可能性の一つは、ソン・フンミンが主役になるということだ」と指摘。「彼の契約は(来年の)6月30日に終了する。トッテナムとの契約を延長するつもりはなく、10年以上続いたそこでの活動に終止符を打つことを明らかにした。彼は現在トップチームのキャプテンであり、ファンのアイドルであり、伝説的な存在であると考えられているが、2025年にはどこか別の場所に行くことになるだろう」と伝えている。

 新天地を求める決断について「彼はタイトルを獲得できないことにうんざりしており、ここ数シーズンはチャンピオンズリーグにも出場していない」と、昨年夏にトッテナムからバイエルンに移籍したFWハリー・ケインと同じような理由を挙げ、「彼はフリーエージェント資格でどのチームにも加入できるという事実を利用し、トロフィーを保証してくれる名門クラブに加わるつもりだ。そして、アジアのスター選手の代理人から連絡を受けたチームの中には、ゼロコストで彼と契約する可能性があるバルサもある」とレポートした。

 ただ、バルセロナのフリック監督はソン・フンミンの獲得に前向きではないという。同メディアは豊富な経験を持つ韓国代表エースを「非常に興味深い補強」としつつ、「しかしながらハンジ・フリックは、すでにこのオプションには関わりたくないと明言している」と報じた。

 ソン・フンミンは2021-22シーズンにアジア人史上初のプレミアリーグ得点王に輝くなど、実力や実績は申し分ない。同メディアは「(フリック監督は)ソンが持つ驚異的な技術や身体能力に異論はないが、32歳という年齢で、すでにスター選手であることを考慮すると、攻撃を向上させるために他の選択肢を検討することを好む」と説明。また、「無料でカンプ・ノウに到着できるとはいえ、多額の移籍ボーナスと非常に高額な年俸が必要となる」と、財政問題を抱えるクラブにとって決して安い買い物ではないことも付け加えている。

 バルセロナ移籍説は幕を下ろしたとみられるが、ソン・フンミンに関心を示すクラブは多い。プレミアリーグではリバプール、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アストン・ビラ、ニューカッスルなど多くの候補があり、ブンデスリーガでもバイエルンやドルトムントが興味を持つなど、引く手あまたとなっている。


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Source: 海外サッカー

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