[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.9 選手権高知県予選決勝 高知7-0明徳義塾 春野総合運動公園陸上競技場]
前後半でチームを勢いづけたのは、いずれも2年生DF横田陽向のヘッドだった。立ち上がりから圧倒的に攻め込んだ高知高は前半14分、DF中城夢良(3年)が蹴った右CKにニアに走り込んで先制点を決める。
さらに3-0で折り返した後半3分、またも中城の蹴った右CKに横田がニアに飛び込む。「明徳はGKが出てくるので、ニアに速いボールを入れて、僕がそらして決めるという話をしていました」。前半の3得点、そして後半の4得点を呼び込む「人生初」の1試合2ゴールになった。
今季、高知県1部リーグでも圧倒的な強さをみせる高知は、今大会予選で戦の須崎総合高戦を12-0で大勝すると、準々決勝の高知中央高戦を3-0、準決勝の高知国際高戦に7-0、そして決勝でも7-0と攻守の嚙みあった安定した戦いぶりをみせた。
横田も「無失点に抑えて大量得点も取れたので、そこは自信になった」と胸を張る。見据えるのは「全国制覇」。3年生と一緒に全国に行けるのが嬉しいとはにかんだ2年生CBは、「全国でも3年生を助けられるような、チームを勝たせられるような選手になりたい」と力強く話していた。
(取材・文 児玉幸洋)
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Source: 大学高校サッカー
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