[11.10 選手権愛媛県予選決勝 新田1-1(PK1-4)松山北 ニンスタ]
第103回全国高校サッカー選手権大会の愛媛県予選決勝が10日に行われ、松山北高が新田高を1-1から突入したPK戦の末に下して、8年ぶり6回目の全国大会出場を決めた。
組み合わせ抽選会は今月18日。本大会は12月28日に開幕。決勝は25年1月13日に国立競技場で行われる。
立ち上がりに押し込んだのは松山北だった。しかし前半10分にゴール前でMF森隼人が決定機を迎えたが、GK奥村俐仁のビッグセーブに阻まれて得点にはならなかった。
一方の新田も徐々に反撃。特に左サイドのFW加藤陸瑛の突破が効果的で、何度も脅威となる。ただ前半24分に加藤が左サイドから放ったシュートが右ポストに嫌われるなど、こちらも決定力を欠いた。
スコアレスで折り返した後半も一進一退の攻防は続く。松山北はロングボールでFW大西然のスピードを生かした攻撃に活路を見出すが、新田も我慢強く守る。新田は後半13分に右サイドからFW木原大耀が決定機を迎えたが、シュートは右ポストを叩いた。
後半25分には新田のFW木原がエリア内で倒されてPKを獲得したかに思われたが、主審は副審と協議したあとにPK判定を取り消した。すると同32分、松山北は森のスルーパスで抜け出したMF松永悠吾がGKとの1対1を制して先制点を決める。
しかし松山北が全国行きを決めたかと思われた後半39分だった。新田は左サイドを突破したMF永戸里空のクロスを木原が頭で合わせる。試合は延長戦に突入することになった。
そして10分ハーフの延長戦を戦っても決着はつかず、全国大会出場はPK戦によって決められることになった。PK戦では先攻の松山北が決め続けるのに対し、新田の一人目で蹴った木原のシュートをGK市中磨生がストップ。新田は3人目も失敗して迎えた松山北の4人目、MF手塚佑介が決めて勝利を手にした。
●第103回全国高校サッカー選手権特集
Source: 大学高校サッカー
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