マンチェスター・シティは21日、ジョゼップ・グアルディオラ監督(53)との契約を2年延長したことを発表した。
2016年夏にシティの監督に就任し、これまで6度のプレミアリーグ制覇やUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)優勝を含む18個のトロフィーを獲得。今シーズン限りで契約は満了する予定だったが、今回の契約更新で在任期間は10年を超えることになった。
『スカイスポーツ』によると、グアルディオラ監督は今シーズン限りでの退任を考えていたという。しかし、その考えを改めたのは11月9日のプレミアリーグ第11節・ブライトン戦後(●1-2)。10月末のカラバオ杯トッテナム戦(●1-2)からブライトン戦までで自身初の公式戦4連敗を喫した。
「今シーズンの始まりから色々と考えていた。正直に言えば、いくつかの瞬間でこれが最後になるべきだと思った」
「しかし、最近問題があった。このタイミングで辞めるのは違うと思った。クラブを裏切ることになる。まだやるべきことがあると感じた」
「4連敗が理由かもしれないが、まだ辞められないと感じた。クラブが私を必要としているという事実や、私たちが一緒に歩んできた道のりが理由だ」
グアルディオラ監督はクラブオーナーや会長、スタッフ、選手、ファンへの感謝を述べたうえで「私が望めるすべてがここにある。この環境に感謝している。これからさらに多くのトロフィーを獲得することが目標だ」と力を込めた。
シティのフットボールディレクターであり長年の盟友であるチキ・ベギリスタイン氏が今シーズン終了後に退任することが発表され、クラブの不確定要素が増す中での契約延長となった。ベギリスタイン氏の後任には、スポルティングのフーゴ・ビアナ氏が就任する予定だ。また、シティは財務規則違反の疑いでプレミアリーグから115件の訴えを受けているなど、フィールド外でも困難な状況に直面している。
シティのカルドゥーン・アル・ムバラク会長は、グアルディオラ監督の契約延長に対する喜びを次のように述べた。
「シティのファンとして、ペップがマンチェスター・Cでの旅を続けることにとても嬉しく思う。彼の献身、情熱、そして革新的な考え方がサッカーの風景を形作り続けるだろう。彼の飽くなき成功への意欲は、選手やスタッフ、そしてクラブ全体、さらにはイングランドサッカー全体に恩恵をもたらし続ける」
「今回の更新により、ペップはシティで10年以上指揮を執ることになり、監督としての記録をさらに塗り替える機会が訪れるだろう」
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Source: 海外サッカー
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