日本サッカー協会(JFA)は4日、10月シリーズの国際親善試合2試合に臨む日本代表メンバー26人を発表した。GKにも大きな顔ぶれの変化があり、常連組は9月のドイツ戦で先発した大迫敬介(広島)が残ったのみ。前川黛也(神戸)が2021年3月以来、鈴木彩艶(シントトロイデン)が昨年7月のEAFF E-1選手権以来の復帰を果たした。
9月シリーズからは所属先で鈴木に代わって出場機会を失っているシュミット・ダニエル(シントトロイデン)と、トルコ戦で負傷交代したGK中村航輔(ポルティモネンセ)が外れた。
森保一監督は4日の記者会見で前川、鈴木の選出について「いいパフォーマンスをしているということで代表の戦力にふさわしいと考えて選んだ」と説明。「前川はJリーグで首位を走っているチームでゴールマウスを守るいいプレーをしているし、彩艶も移籍してシントトロイデンで移籍直後から試合に出続け、高いパフォーマンスを見せている」と太鼓判を押した。
鈴木はパリ五輪世代のU-22日本代表の正GKとして、9月のAFC U-23アジアカップ予選に参加したGK。同代表は今回の代表活動期間にアメリカ遠征を予定しているが、A代表の活動に参加する形となった。
森保監督は「(U-22日本代表の)大岩監督ともメンバーの候補についてはリストを共有しているので、コミュニケーションを取っている。代表招集に関してはA代表と五輪の活動の中でどう選手を動かしていくかで直接コミュニケーションを取ることと、山本(昌邦)ダイレクターが情報共有という部分でも間に入ってくださっている」と議論の上での招集であることを明かした。
(取材・文 竹内達也)
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Source: サッカー日本代表
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