[12.6 プレミアリーグプレーオフ1回戦 札幌U-18 0-1 富山U-18 ホットスタッフフィールド広島]
トップチームとの同時昇格を目指すカターレ富山U-18が、プレミアリーグプレーオフ1回戦で札幌U-18に1-0で勝利。プレミアリーグ初昇格へ王手をかけた。
流れの悪い時間帯もあったが、得点を許さず、後半31分の決勝点によって初戦突破。守りの要、CB小田切祐真主将(3年=カターレ富山U-15出身)は、「守備に関しては、セットプレーも相手強くて、(その数が)多かったんですけど、全員アラートに集中して守備することができた」と頷く。
「守備が得意」という主将は、相手のカウンターを止め切るなど堅守の中心に。相手のサイド攻撃やセットプレーによく対応し、長短のパスで相手を揺さぶる部分でも勝利に貢献した。
富山U-18は今年、プリンスリーグ北信越1部挑戦7年目で初優勝。今回、“高校年代最高峰のリーグ戦”プレミアリーグへの昇格をかけたプレーオフに初出場している。一方でトップチームは今季のJ3で3位。12月1日のJ2昇格プレーオフ準決勝でリーグ6位のFC大阪と1-1で引き分け、7日の決勝で11年ぶりのJ2昇格をかけてリーグ4位の松本と戦う。
U-18チームはトップチーム同様にまずプレーオフ初戦を突破し、昇格王手。小田切は「自分たちは(7日に)トップチームの応援をするしかない。お互い昇格できるように頑張ります」と意気込んだ。
小田切の父は、トップチームの小田切道治監督だ。小田切は「昨日(5日)の夜とかはお父さんから『明日、頑張れよ』って。で、俺からも『トップ、頑張れ』みたいな感じの声を掛けました」と明かす。自身の好プレーで同時昇格への道を繋いだ息子は、「お父さんには明日、頑張ってもらいます」。父やトップチームの先輩たちを応援し、自分たちも難敵・東京Vユースとのプレーオフ2回戦(8日)勝利を目指す。
小田切は「ヴェルディになってくると、もっと攻められるシーンとか多くなると思うので、そういうところでしっかりリーダーシップだったりだとか、体張った守備でチームに貢献していきたいです」と宣言した。小田切にとっても、U-18チームのラストゲーム。プリンスリーグ関東1部王者を封じ込み、仲間やスタッフ、サポーターたちと昇格を喜ぶ。
(取材・文 吉田太郎)
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Source: 大学高校サッカー
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