[12.8 ヤンマーカップU-12決勝 チーム・コリア 3-1 C大阪U-12 J-GREEN堺]
「決勝で負けたのは悔しいです」。中川海斗が堂々とした守備と冷静なパスさばきでセレッソ大阪U-12を最終ラインから支えたが、優勝にはあと一歩届かなかった。
C大阪U-12は国内外からジュニア年代32チームが集結したヤンマーカップU-12 2024で決勝に進出。優勝をかけて韓国選抜にあたるチーム・コリアと対戦した。相手の前線は身体能力が高く攻め込まれる展開となったが、中川を中心とした守備陣が奮闘。中川は「相手にシュートを打たせない、ゴールを奪われないこと」を意識しており、落ち着いたクロス対応も見せるなど存在感を示した。
また、中川は最終ラインの中央に入ってビルドアップにも貢献した。ボールを受けると慌てることなくスペースやフリーになったチームメイトを見つけて配球し、攻撃の出発点にもなった。「(意識しているのは)ロングボールは相手の頭を越したりして、味方のチャンスを作ること」(中川)。小学6年生ながらしっかりとしたキックフォームが印象的だった。
ただ試合は1-3で敗れ、惜しくも準優勝に終わった。海外チームとの対戦は良い経験になったといい、「もっと頑張らなあかん部分がありました」とこの敗戦を今後に活かしていく構えだ。
中川は「これからもしっかりスタメンを獲ってチームで活躍できるようになりたい」と意気込み、「この大会の悔しさを感じて(成長し、)違う大会で優勝します」と力強くコメント。C大阪のトップチームは「憧れ」だといい、夢に向かって鍛錬を重ねていく。
(取材・文 加藤直岐)
Source: 大学高校サッカー
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