[MOM4963]G大阪ユースMF森田将光(3年)_先制ゴール!攻守に走り続け、相手にとって“鬱陶しい”存在に

前半26分、ガンバ大阪ユースMF森田将光(3年=ガンバ大阪ジュニアユース出身)が右足で先制ゴール
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.8 プレミアリーグプレーオフ決勝 G大阪ユース 2-0 横浜FMユース サンフレッチェビレッジ広島第一球技場]

 自分の特長を発揮して相手を困らせ、貴重なゴールも決めた。ガンバ大阪ユースMF森田将光(3年=ガンバ大阪ジュニアユース出身)は0-0の前半26分に先制ゴール。MF天野悠斗(3年)のシュートのこぼれ球にいち早く反応し、右足でゴールネットを揺らした。

「天野君がシュート打って、こぼれて来るって信じてたんで。相手よりも先にスタートダッシュ切れたんで、こぼれて来てくれて良かったです。この1回でもやっぱこぼれて来たら決めるようにずっと準備はしてたんで良かったです」。こぼれ球を狙っていても、実際にボールが自分の前にこぼれて来るのは稀。それでも、ブレずに狙い続けたことが大一番での値千金弾となった。

 森田は「僕の長所は走れること」と言い切るサイドアタッカー。身長は166cmで特別なスピードがあるわけではなく、プレーで目立つ選手でもない。「けど、僕は人とは違う色が出せると思っている」という森田は、献身的に走ること、相手にとって嫌なプレーをすることでチームに貢献。切り替えの速いプレスバックやスペースへのスプリントなど、味方のために走り続けた。

 試合後、横浜FMユースにとって“鬱陶しい”存在だったことを認められ、「嬉しい言葉っすね。自分の特長でもあるので。そこは言ってもらうこととかあんまないんで。素直に嬉しかったですね」と喜んでいた。

 奈良からG大阪ジュニアユースへ進み、6年間に渡って青黒のユニフォームをまとってきた。活躍してきた一方、昨年、今年は「プロにならないといけない」という中で気持ちを整えるのが難しかったという。

 今年、日本クラブユース選手権(U-15)大会で連覇を果たし、プリンスリーグ関西1部優勝、そしてプレミアリーグ昇格。だが、ユースからプロになることはできなかった。それでも、「大学でもっと自分の武器を磨いて、4年後、またガンバとかプロになれるように頑張りたいです。僕自身、まだ身体も小柄なので、大学行って肉体改造だったりして、身体で負けないようにして、必ずもう1段階フィジカルの部分だったり、技術の部分だったりを上げてプロになりたいです」と宣言。ゴール前のクオリティや肉体面などを変え、大学、プロの世界で活躍する。

(取材・文 吉田太郎)


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Source: 大学高校サッカー

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