[12.12 ELリーグフェーズ第6節 ソシエダ 3-0 ディナモ・キーウ]
UEFAヨーロッパリーグ(EL)は12日、リーグフェーズ第6節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダ(スペイン)がディナモ・キーウ(ウクライナ)を3-0で破った。4-3-3の右ウイングで先発した久保は前半にFWシェラルド・ベッカーのゴールをお膳立てし、ELで2試合連続アシストを記録。決定的なシュートはことごとく相手守備陣に阻まれ、後半12分までのプレーでELでの2戦連続ゴールとはならなかったが、無失点での公式戦5連勝に貢献した。
今大会2勝1分2敗のソシエダが5戦全敗中のディナモ・キーウをホームに迎えた一戦。ソシエダは立ち上がりから久保の縦突破を中心に攻撃を繰り広げると、前半から圧巻のゴールラッシュを見せた。
まずは前半17分、ペナルティエリア内でこぼれ球を拾ったFWミケル・オヤルサバルが相手DFに倒され、PKを獲得すると、キッカーはオヤルサバル。ゆったりとしたおなじみの助走から放ったシュートはコースが甘く、一度はGKヘオルジ・ブシュチャンに阻まれたが、こぼれ球に詰めたオヤルサバルが決めた。
さらに前半24分、久保が中央でボールを受けて持ち運び、鋭いパスを前線に送るも、オヤルサバルが相手に囲まれる。ただ、こぼれ球を久保が拾い、エリア内に侵入し、ペナルティエリア左にラストパス。これを受けたベッカーが右足シュートをゴール左上隅に突き刺し、追加点を奪った。久保はEL前節のアヤックス戦に続き、2試合連続のアシストとなった。またEL通算6アシスト目はMF堂安律(フライブルク)に並んでアジア人通算最多タイとなった。
なおも止まらないソシエダは前半33分、MFジョン・アンデル・オラサガスティからの縦パスを受けたオヤルサバルが右足で突き刺し、3-0。その後は久保が何度も敵陣に単独突破を見せ、次々にシュートを放ったが、GKブシュチャンや相手DF陣にことごとくブロックされ、ゴールは奪えないままハーフタイムを迎えた。
ソシエダのイマノル・アルグアシル監督は後半開始時、MFブライス・メンデスに代わってMFパブロ・マリンを投入。さらに同12分には久保、オヤルサバル、DFジョン・アランブルを下げ、FWオーリ・オスカールソン、MFジョン・マグナセライア、DFアルバロ・オドリオソラを入れ、ラ・リーガで代えの利かない選手のプレータイムを制限した。
その後はディナモ・キーウの攻撃を受ける時間が続いたソシエダだったが、危なげない内容でそのままタイムアップ。EL2連勝で勝ち点を10に乗せ、ベスト16ストレートイン圏内の8位との勝ち点差を1に縮めた。序盤の不調から抜け出したソシエダはラ・リーガでも6位に立っており、リーグ・ELともに上位猛追態勢に入っている。
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Source: 海外サッカー
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