元日本代表MF中村憲剛氏(44)の息子・中村龍剛(日大藤沢高1年)が父の引退試合に登場。途中出場で親子共演を果たした。
14日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われた中村の引退試合。最初のイベントとしてエキシビジョンマッチが行われ、ケンゴフレンズとなでしこフレンズが対戦した。ケンゴフレンズにはナインティナイン矢部浩之さんやラモス瑠偉氏、中村にとって大学時代の先輩でもあるパンサー尾形貴弘さんらが出場した。
試合途中には選手交代も行われた。中村と同じ背番号の14を着けて登場したのは長男・龍剛。中盤で父とパス交換し、鋭いパスで決定機を演出する場面もあった。
終了後にはフラッシュインタビューが行われ、息子・龍剛は中村をもっとも輝かせたMOMとしてインタビューを受けた。父が戦ったピッチの上に立ち、「初めてだったんですけど、すごく気持ちよかった」と振り返る。「この試合で自分を見せたかったので、楽しく自分を見せられた」と笑顔を見せた。
MOM受賞には「最初めちゃくちゃ緊張したんですけど、楽しくやった結果だと思います。だけど、すごく申し訳ない気持ちでいっぱい」と笑いを誘う。試合中には父のチャントの替え歌として龍剛のチャントも響いた。「歌ってくれると思っていなかったので、すごく感動した。うれしかった」と思いを語った。
父からは「将来ここに戻ってきたくなりましたか」と質問も。龍剛は「それはもちろん思っています、ずっと」と力を込めた。
最後に、龍剛はスタジアムに集まった人たちへ感謝。「父親のために素晴らしい引退試合開いていただき、本当にありがとうございます。自分ももっと頑張るんで、中村親子ともども応援よろしくお願いします」と締めくくった。
(取材・文 石川祐介)
Source: 国内リーグ
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