中盤→CBコンバートで公式戦2連勝に貢献…レアル指揮官「彼は文句を言わずにプレーし、できる限りのことをしている」

レアルを率いるカルロ・アンチェロッティ監督
 レアル・マドリーは14日、ラ・リーガ第17節でラージョのホームに乗り込む。カルロ・アンチェロッティ監督の前日会見でのコメントをクラブ公式サイトが伝えた。

 レアルはラ・リーガで消化試合が1つ少ない中、首位バルセロナと2ポイント差の2位。ミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のリーグフェーズ第6節アタランタ戦では3-2の勝利を飾った。

 アンチェロッティ監督は今節のラージョ戦に向け、「シーズンのこの時期ということで、なおさら要求度の高いゲームになるだろう。ラージョにはいつも苦労している。相手は良いプレーをし、ホームで強いが、我々には自信がある」と語っている。

 欧州CLで3試合ぶりの白星となったアタランタ戦に関しては「重要な局面で、我々は難しい試合で前進した。多くの責任感、取り組みの姿勢、組織的な仕事などがあった。完成度の高い試合になり、明日から始まる次の試合に向けた前向きな見通しが我々に広がった」と満足感を示した。

 アタランタ戦では先制ゴールを挙げたFWキリアン・ムバッペが前半途中に負傷交代したが、「ムバッペの怪我は重いものではない。明日(のラージョ戦)は欠場するが、(FIFAインターコンチネンタルカップのため)カタールには行き、そこでリスクを考えて試合の一部に出場できるかを見ていく」と説明。負傷離脱していたMFエドゥアルド・カマビンガについては「状態は良く、明日の試合に出場可能だ」と明言している。

 ラ・リーガ第16節ジローナ戦(○3-0)、欧州CLのアタランタ戦ではMFオーレリアン・チュアメニが本職ではないセンターバックを務め、公式戦2連勝に貢献した。

 レアル指揮官は「まず彼の責任感に感謝する。なぜなら本来の彼のポジションではないところでプレーしているのだから。彼の自己犠牲の精神を大いに示している。そのポジションで文句を言わずにプレーし、できる限り最善のことをしている。アタランタ戦とジローナ戦でとても良いプレーをし、彼とともにこの2試合に勝利したのは偶然ではない。専門のポジションではないことを考慮しなければならないが、彼はチームのためにやっている。彼は必要不可欠なボランチであり、選手マーケットで稀なタイプだ」と称えている。

 さらに負傷明けのアタランタ戦で1ゴール1アシストの活躍を披露したFWビニシウス・ジュニオールに対しても「彼は我々にとって世界最高の選手であり、このレベルの選手の中で非常に稀な謙虚さを持ち続けている」と称賛の言葉を贈った。

 また、アンチェロッティ監督はマンチェスター・シティで苦戦が続くジョゼップ・グアルディオラ監督に関して問われると、「私が彼にアドバイスをすることはない」と返答。「彼に対する私の意見は最近の結果で変わるということはない。彼は世界最高の存在で、サッカー界で一つの時代を作っている。彼は改革者だ」とリスペクトを示し、「我々は多くのことを制御できるが、それは試合の結果ではない。多くの場合で彼にとって良い形で物事が進み、いくつかの場合でうまくいかないこともある」と述べた。


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Source: 海外サッカー

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