22年間のサッカーキャリアのピリオドを日本で打った。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(40)は、自身が5年間プレーした日本の地で引退試合を開催。「日本のファンにとって素晴らしいゲームになった。レジェンド選手たちもあらゆるプレーをしていた。今回の試合に満足してもらえていれば、私もうれしい」とこの日を振り返った。
バルセロナとレアル・マドリーの“エル・クラシコ”を日本で行うという形で、イニエスタの引退試合が行われた。主役であるはずのイニエスタだが、中盤で攻撃の引き立て役として躍動。得点もなく1-1で試合終了かと思いきや、後半アディショナルタイムに魅せた。PA左からイニエスタがクロスを上げ、直後に相手のオウンゴールが生まれる。お膳立てなく、自らの力で最後に輝きを放った。
元チームメイトのMFシャビ・エルナンデスとは久々の共演となった。「当然、前ほどのレベルではない」とイニエスタは謙そんしつつも、2人がピッチ上で示した冷静沈着なプレーは、十分に当時の片鱗をのぞかせていた。「われわれが築いてきたつながりは、今日の試合をプレーしながら思い出すこともあった」。旧友とのプレーに「すばらしい時間だった」と目を細めた。
イニエスタは日本での5年間を振り返る。「プロサッカー選手のキャリアとしても、家族との時間も含めて、すばらしい時間を日本で過ごせた。ここに戻ってこれたことは大変満足している」。改めて日本での時間を噛み締めていた。
気になる今後だが、「時間は止まらない」とサッカーに関わることを示唆。「指導者ライセンスを取ることも考えている。自分のキャリアがどこに進むか。時間とともに見守りたい」と自らの将来を楽しみにしていた。
(取材・文 石川祐介)
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Source: 海外サッカー
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