Jリーグは17日、理事会を開き、2026年夏のシーズン移行期直前に半年間の「特別大会」を行うことが決まったと発表した。同大会はJ1リーグ20チーム、J2・J3リーグ40チームに分かれて実施。いずれも地域別のグループに分けた総当たり戦の「地域リーグラウンド」で順位を決定した後、同順位同士のホーム&アウェー戦による「プレーオフラウンド」で最終順位を決定する。
J1リーグの特別大会には全20チームが参加。「地域リーグラウンド」では降雪地域のバランスなどを考慮した地域別2グループ(10チームずつ)に分かれ、各グループで2回戦総当たりを行い、グループごとの順位を決める。その後、「プレーオフラウンド」で同順位同士がーム&アウェイ方式の2試合を行い、最終順位を決定する。
J2・J3リーグの特別大会は全40チームが参加し、「地域リーグラウンド」は地域別4グループ(10チームずつ)での実施。J1と同様に各グループで2回戦総当たりを行い、グループごとの順位を決めた後、「プレーオフラウンド」では同順位同士のトーナメント制によって準決勝、決勝、3位決定戦を行う形で最終順位を決定する。
地域リーグラウンドはPK戦による完全決着方式で行い、90分間での勝利に勝ち点3、PK戦による勝利に勝ち点2、PK戦による敗戦に勝ち点1が与えられるレギュレーション。プレーオフラウンドでは勝敗が決しない場合、30分間(前後半各15分)の延長戦を行い、それでも勝敗が決しない場合にPK戦を行う。
特別大会による昇格・降格はなく、JFLとの昇降格も不実施。一方、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の出場権には大きな影響がある。特別大会の実施により、来季のACLE出場枠はJ1リーグ戦の優勝、準優勝の2枠のみ。もう1枠は特別大会の優勝チームに回るという。なお、ACL2の出場権は通常どおり、2025年度の天皇杯王者に与えられる。
J1リーグの特別大会は優勝賞金1.5億円。2位に6000万円、3位に3000万円が与えられる。その他、総額8.1億円の理念強化配分金(競技順位)、総額2.7億円(人気順位)、勝ち点1ごとに200万円が与えられる総額10.8億円の特別助成金などが用意されている。J2・J3リーグの特別大会は優勝賞金1500万円、2位750万円、3位250万円。勝ち点1ごとに50万円が与えられる総額5.4億円の特別助成金などが設けられている。
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Source: 国内リーグ
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