第73回全日本大学サッカー選手権(インカレ)は17日、強化ラウンドのグループリーグ最終節を開催した。19日の準決勝は中央大(首位通過/全体成績1位相当)対広島大(ワイルドカード)、京都産業大(首位通過/全体成績2位相当)対東海大(首位通過/全体成績3位相当)に決まった。
強化ラウンドは各組の首位とワイルドカード1チームがGLを突破する。ワイルドカードは順位や勝ち点に関係なく、所属グループの首位チームに対して最も良い成績を挙げたチームが獲得するレギュレーション。広島大はすでに首位通過を決めていた東海大に2-1で逆転勝利を収め、強化ラウンド全体で唯一の首位撃破チームとなったため準決勝への切符を掴んだ。
京都産業大は新潟経営大に2-0から逆転を許すも、ラストプレーの後半45+5分にMF田中寿宗(3年=東山高)が劇的な同点弾。3-3の引き分けに持ち込み、首位通過を果たした。同組の東京国際大は京都産業大の結果を受けて敗退が確定した中で札幌大と対戦し、5-3で撃ち合いを制して今季を締め括った。
勝者が4強入りとなる中央大対新潟産業大は、初出場の新潟産業大に対して名門の中央大が8-0の大勝。新潟産業大は無念の敗退となったが、1勝1分1敗と爪痕を残して大会を去ることになった。同組のもう一つのカードは八戸学院大が四国学院大に4-3で勝利。FW栗澤陸(3年=遠野高)がハットトリックを達成した。
強化ラウンド優勝チームの所属地域には来季インカレ出場枠が1つ追加される。
【第3節】
▽グループ1
[IFAフットボールセンター Aピッチ]
八戸学院大 4-3 四国学院大
[八]栗澤陸3(34分、62分、64分)、梁現竣(83分)
[四]室天舞(2分)、中西拓斗(22分)、河元海(87分)
新潟産業大 0-8 中央大
[中]杉山耀建(40分)、遠山湧斗(44分)、田中幹大2(45分+1、60分)、岡野一恭平(61分)、西岡隼平(73分)、北浜琉星(77分)、尾川丈(82分)
▽グループ2
[ひたちなか市総合運動公園 スポーツ広場2]
東海大 1-2 広島大
[東]鈴木遼(8分)
[広]酒井大斗2(43分、45分+1)
富士大 2-3 日本文理大
[富]原田遥翔2(45分+1、78分)
[日]高畑涼2(7分、42分)、川原琉翔(59分)
▽グループ3
[ひたちなか市総合運動公園 スポーツ広場1]
京都産業大 3-3 新潟経営大
[京]山村朔冬(1分)、横窪皇太(31分)、田中寿宗(90分+5)
[新]白井敬2(75分、88分)、仲野愛斗(85分)
札幌大 3-5 東京国際大
[札]河合駿樹2(14分、87分)、櫻井廉(20分)
[東]神谷悠介(33分)、古谷柊介(62分)、オウンゴール(78分)、尾崎岳人(81分)、吉田桂介(90分+1)
▽準決勝
【強化ラウンド 準決勝】
(12月19日)
[IFAフットボールセンター Aピッチ]
中央大 12:00 広島大
[IFAフットボールセンター Bピッチ]
東海大 12:00 京都産業大
●第73回全日本大学選手権(インカレ)特集
Source: 大学高校サッカー
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