世界一奪還を目指す日本女子代表(なでしこジャパン)の新指揮官に、前マンチェスター・シティ女子テクニカルディレクターのニルス・ニールセン氏が就任した。日本サッカー協会は18日に東京都内で就任会見を実施。ニールセン監督は質疑応答の中でメンバーの選考基準について明かした。
ニールセン監督は日本女子代表について「高いレベルのスキルを持っている。非常にテクニカルでプレースピードもスプリントも速い」という印象をもっている模様。そこでプレーする選手たちについては「パスサッカーがどういうものかを非常によく理解している」と評価した。
そうした中で、気になるのはメンバー選考の基準やこだわりについて。ニールセン監督は「一つのチームに色々なタイプの選手を選ぶということになる」とし、自身が考える良いチーム、良い選手について語った。
「同じようなタイプの選手を選ぶのであれば、チームとして何かこう欠けている要素が出てくる。まずは1人1人が自分の一番良いスキルが何かを分かっていて、それを発揮できるかが重要だ」
「ヘディングが得意であれば、どんな状況でも空中戦で勝つんだというような選手が私にとっての良い選手。同じタイプの選手ばかりではなく、テクニカルや戦術の面でも、色々なことができる選手、色々なタイプの選手をミックスするというやり方を取っている。若手の選手で、やりたい放題やるというような選手も入れる」
さらにニールセン監督は「チームとしてリーダーシップがとても重要だと思っており、そのためには経験が必要だ」と強調。「私はポジティブな人間で、人を選ぶときにも、この人はこれができないから選ばない。ではなく、この人はこれができるから選ぶ。といった見方をする」とし、さまざまな選手に扉は開いている様子だ。
指揮官はこのようなメンバーを集結させ、世界の頂点への返り咲きを狙う。そのためには、「何かを達成するために必要なのは、それを達成したいという強い気持ち。そのためには勇気が必要だ。そして自分を信じること。それを1人ではなく、みんなで一丸となってやるんだということが一番大事」と力説。来年2月の始動を楽しみにしているようだった。
Source: サッカー日本代表
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