第19回アジア競技大会の男子サッカー決勝が7日に開催され、U-22日本代表とU-24韓国代表が対戦する。金メダルをかけた日韓戦を前に、韓国『朝鮮日報』が「日本に勝たなければならない理由は多すぎる」と題したプレビュー記事を掲載した。
アジア大会決勝での日韓戦は2大会連続。2018年の前回大会では韓国が延長戦の末に2-1で日本を破り、2連覇を果たした。ただ、近年は日本が圧倒しており、各年代の直近5試合連続で3-0の快勝を収めている。
同紙は6日の練習場インタビューでDFソル・ヨンウ(蔚山現代)が「日韓戦で勝たなければならない理由はたくさんある」と話したことを紹介。歴史的背景を含めた長年のライバル関係に触れ、「最近は年齢を問わず0-3で敗れ、プライドに大きな傷を負った状態だ。金メダルをかけた決勝で日本戦連敗の流れを断ち切ることができれば最高だ。ソル・ヨンウは『90分以内に終わらせる』と力強く言った」と伝えている。
韓国はアジア大会の金メダルで兵役免除となるため、年齢上限の24歳以下の選手とオーバーエイジ枠3名を揃えて臨む“本気モード”。U-22世代の選手を送り込んだ日本とは異なるメンバー構成も、勝たなければならない理由の1つとしている。
「チームの状態だけを見れば、韓国が勝たなければならない試合だ。ファン・ソンホン監督は、パリSG(イ・ガンイン)、シュツットガルト(チョン・ウヨン)に所属する選手を擁している。代表を行き来する選手(イ・ガンイン、チョン・ウヨン、ペク・スンホ、ホン・ヒョンソク、ソル・ヨンウ、パク・ギュヒョンなど)もいる」
「今回の大会で適切にローテーションを回したファン監督は、さまざまなカードを活用して日本を攻略するつもりだ」
そして、やはり大きいのは選手のキャリアを左右する兵役免除だ。
同紙は「ファン・ソンホンホのもう1つの動機付けは、金メダルによる兵役免除となる。海外メディアも注目するポイントだ。イ・ガンインが所属チームと長い協議の末、大会に参加するためにパリから杭州に飛んだ理由であり、全ての世代の選手がこの大会に出場することを望んだ理由だ」とし、「この全てが日韓戦の90分にかかっている。あと一歩だ」と締めくくった。
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Source: 海外サッカー
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